出版社内容情報
39歳でアルツハイマー型認知症と診断されて7年、全国を飛び回り、300人を超える認知症当事者と対話し続けている著者だから書けた当事者の「本音」。
認知症になっても「なにもわからなくなったり」「なにもできなくなったり」するわけではない。
周囲の「やさしさ」が当事者を追い詰め、やがてすべてをあきらめさせられていく。
症状をさらに悪化させる「ストレス」という最大のリスク。
いまだに専門家の間でも根強い「偏見」を脱し、診断されてもよりよく生きていくために必要なこととはなにか。
「なにができて」「なにができなくて」がわかれば、できないことを補うために「どう工夫すれば」いいかが考えられる。
認知症当事者700万人時代を迎え、すべての人のすぐ隣にある世界を知るためのガイド。
内容説明
認知症と診断されて8年、全国の仲間の話を聞いて書いた、認知症当事者のリアルな声。
目次
第1章 認知症の人たちの言葉から
第2章 認知症の人の目の前にある「現実」
第3章 「やさしさ」という勘違い
第4章 「あきらめ」という問題
第5章 工夫することは生きること
第6章 認知症と共に生きる
著者等紹介
丹野智文[タンノトモフミ]
1974年宮城県生まれ。東北学院大学卒業後、ネッツトヨタ仙台入社。トップセールスマンとして活躍中の2013年、若年性アルツハイマー型認知症と診断される。診断後は営業職から事務職に異動し勤務を続け、現在は認知症への社会的理解を広める活動が仕事になっている。’15年より、認知症当事者のためのもの忘れ総合相談窓口「おれんじドア」を開設、実行委員会代表。精力的に自らの経験を語る活動に力を入れている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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