出版社内容情報
平凡な毎日も、すべてが一生に一度のことである。
静かな生活と確かな観察。
生き方を整える大人気エッセィ!
文庫書下ろし
「仕事」というのは、つまり罰ゲームである/
オリンピックをやるかやらないかの議論は、十年遅い/
「中途半端」というのは、それほど悪い状態ではない ほか
「全力を尽くすな」が親父の教えの一つだった――という人気作家が、世の中の不思議な「空気」を正面から考察。庭の芝生について語り、コロナ禍の都会の弱点を衝き、火星を飛ぶヘリコプタに驚く。自由な視点から綴られた100編のエッセィ。冷静な言葉が見えない未来を照らし出す人気シリーズ第10巻!
内容説明
「全力を尽くすな」が親父の教えの一つだった―という人気作家が、世の中の不思議な「空気」を正面から考察。庭の芝生について語り、コロナ禍の都会の弱点を衝き、火星を飛ぶヘリコプタに驚く。自由な視点から綴られた100編のエッセィ。冷静な言葉が見えない未来を照らし出すシリーズ第10巻!文庫書下ろし。
目次
「元気が良い」とは「大声を出して喧しい」ことではない。
「不要不急」を見分ける唯一の方法について。
やる気が出ないのは、やる気がないのか、やる気を出す気がないのか。
仕事をしている人は、遊んでいる人よりも偉い、という不思議な価値観。
お菓子の封が上手に破れない。「だったら食べなければ」と奥様に言われる。
色の感覚が、周囲の人たちと一致しない、と常々感じて生きてきた。
「全力を尽くします」というのは、本当のところ、どういうことか。
「引導を渡す」といいたいところを「印籠を渡す」といい間違える人がいる。
「その予定はない」を「考えていない」と言ってしまう日本人気質について。
「平和憲法」という呼び名は、どうもしっくりこないと思うが、いかがか。〔ほか〕
著者等紹介
森博嗣[モリヒロシ]
作家、工学博士。1957年12月生まれ。名古屋大学工学部助教授として勤務するかたわら、1996年に『すべてがFになる』(講談社)で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。以後、続々と作品を発表し、2010年には、Amazon.co.jpの10周年記念で殿堂入り著者に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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