出版社内容情報
「申し訳ないが・・・」
窪塚夏樹、24歳。元プロ野球ピッチャー、元年俸500万円。
突然球団から戦力外通告を受けた夏樹は、決死の思いで合同トライアウトに挑むが、待てど暮らせど連絡は来ない。
専業主婦の妻、3歳の息子。おまけに母親が若年性アルツハイマーにかかり、実家も頼れない。
ヤバい、人生積んだ、そう思いかけたとき、夏樹に唯一救いの手を差し伸べてくれたのは、居酒屋を経営母体にした
社会人チームだった。昼まで練習、夕方からは居酒屋勤務、慣れない仕事に四苦八苦しながらも、あたたかく迎えてくれた
チームメイトと監督とともに都市対抗野球出場を目指しながらプロ復帰を狙う夏樹。
もしかして、ひょっとして。腐りかけた心に希望が芽生え始めた夏樹。ところが、そんな彼らに「コロナ禍」という未曽有の災いが忍び寄る。
悔しくても、悲しくても、負けたく、ない。
コロナ禍で苦境に立たされた元プロピッチャーの迷いと再生を描く、居酒屋社会人野球小説。
やりたいことができないもどかしい思いを抱くすべての人に届けたい、応援歌!
内容説明
都市対抗野球は大人の甲子園!元プロ投手、ドラフト間近の外国人、現役超高齢監督―全員、本気。挑戦し続けるチームだけが辿り着けるあこがれの舞台。「夢をみつづけて何が悪い」『あめつちのうた』が話題の著者による再挑戦の物語。
著者等紹介
朝倉宏景[アサクラヒロカゲ]
1984年東京都生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。2012年『白球アフロ』(受賞時タイトル「白球と爆弾」より改題)で、第7回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞。2018年『風が吹いたり、花が散ったり』で第24回島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
おしゃべりメガネ
ゆみねこ
やも
ma-bo
-
- 電子書籍
- 月刊NEO バニラビーンズ 月刊モバイ…
-
- 和書
- 概説西洋政治思想史