出版社内容情報
内容説明
本格ミステリの復興探究運動―“新本格ミステリ”ムーブメントは、戦後日本における最長・最大の文学運動です。綺羅星の如き才能と作品群を輩出してきたその輝きは、令和に突入した今に至る本格ミステリシーンにまで影響を及ぼし続けています。本書では、“新本格”の嚆矢である綾辻行人『十角館の殺人』が刊行された1987年から2020年内までに刊行された日本の本格ミステリ作品より、その潮流を辿るべく100の傑作を厳選しご案内。さらにその100冊のみならず、本格ミステリ世界へ深く誘う“併読のススメ”も加え、総計200作品以上のミステリ作品をご紹介します。さあ、この冒険の書を手に、目眩く謎と論理が渦巻く本格ミステリ世界を探索しましょう!
目次
第1章 第一世代の肖像
第2章 今日もどこかで“日常の謎”
第3章 ザッツ・アバンギャルド!
第4章 この国の“畏怖すべき”かたち
第5章 先覚者のプライド
第6章 未来、あるいはこの世の外へ
第7章 お隣のサイコ、お向かいのカルト
第8章 一発当てて名を刻む
第9章 オルタナティブな可能性
第10章 新本格ムーブメント再起動!
著者等紹介
佳多山大地[カタヤマダイチ]
ミステリ評論家。1972年、大阪府生まれ。1994年に、第一回創元推理評論賞(選考委員:笠井潔、巽昌章、法月綸太郎、戸川安宣)に応募した評論「明智小五郎の黄昏―誰が明智小五郎を殺したか?」が佳作入選、『創元推理6“’94年秋号”』に掲載されデビュー。ミステリ評論家として、本格ミステリの批評・書評をメインに執筆するほか、ミステリ作家へのインタビューの聞き手や構成、ミステリ系の賞の選考、ミステリアンソロジーの編者を担当するなど、多岐に渡り日本の本格ミステリシーンを支えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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