出版社内容情報
なぜ部下の死を防げなかったのか――
暗い過去に苦しみながら、潜入捜査官の救出を試みるリーチャー。
密売組織を率いる黒幕との対決が迫る!
二度の映画化で、世界的な人気を誇るアクションサスペンス。
新作ドラマがアマゾンプライムで進行中のジャック・リーチャー・シリーズ、待望の最新邦訳!
内容説明
三方を灰色の海に囲まれた大邸宅で、過酷な潜入捜査を続けるリーチャー。十年前、部下を襲った「悲劇」が今も脳裏に蘇ってくる。死の淵から帰ってきた宿敵との対決、生死を分けたのは何か。怜悧な推理力、肌が粟立つサスペンス、先の読めない巧緻なプロットで読み手の期待に応える、至高のアクション小説!
著者等紹介
チャイルド,リー[チャイルド,リー] [Child,Lee]
1954年イングランド生まれ。地元テレビ局勤務を経て、’97年に『キリング・フロアー』で作家デビュー。アンソニー賞最優秀処女長編賞を受賞し、全米マスコミの絶賛を浴びる。以後、ジャック・リーチャーを主人公としたシリーズは現在までに25作が刊行され、いずれもベストセラーを記録
青木創[アオキハジメ]
1973年、神奈川県生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モルク
80
潜入捜査後編。10年前に殺したはずの男、それがどこのどいつか。その時リーチャーの部下を襲った事件とはどんなものなのか、そしてそれが現在の潜入捜査とどのように関わってくるのか、行方不明の女性捜査官はまだ生きているのか…様々な疑問が明かされないまま下巻もリーチャーは突っ走る。ひたすらリーチャーの強靭な肉体と精神に引き込まれ、次から次と襲ってくる危機に息もつけない。そして10年前の事件の真相は…リーチャーも泣くのね💧2025/05/08
むつこ
27
潜入捜査をする主人公・リーチャー。過去の捜査と交互に展開するがいっつも「コール」って誰だっけ?と、なかなか頭がついていけなかった。コールでもダフィーでもテリーザでも、なんでもいいから早くクインにたどり着いてよ!と後半はイライラ。これは映像で観たほうがてっとり早いかも。2021/09/26
み
26
下巻も一気に。憲兵の頃のリーチャーさんの後悔が、絡みつつ、宿敵と対決。個人的に、出版順に読みたいなぁ。2021/09/09
tom
24
2003年の作品。20年近く昔なのに、古さを感じさせないのがすごい。というより、これは翻訳者の力量がすごいということなのかもしれない。まあ、グレイマンシリーズのように天下国家化の巨悪と戦うとなると、10年前のことでも時代遅れになってしまうけれど、そこそこの個人営業悪人となると、いつの時代にでも出現するから、古さにつながらないのかも。ということで、けっこう楽しんで読んでしまったのでした。このシリーズ、ずいぶん未訳があるのだから、ボッシュのように、年2回、せっせと出版してほしい。2022/02/10
しましまこ
19
初期の作品でしたか。派手派手アクションよりサスペンス。過去の事件が酷くてスカッとには今一つ。もっとどんどん訳してくれー!ドラマも楽しみ。2021/08/29
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