出版社内容情報
GAFA、スペースX、アリババ――。世界を動かす企業の次の一手とは? 経営者の胸中は? 話題作『新しい世界』に続く第二弾!
内容説明
GAFA、スタートアップ、レガシー。「今日の社会」を変えていく14社の素顔。これが次代の世界標準だ。海外メディアだから書けた―GAFAMから業界注目のスタートアップまで、世界企業が描く未来像。
目次
第1章 ビッグ・テックはどこへ向かうか(フェイスブック ザッカーバーグCEO「5年後のロードマップ」;グーグル ピチャイCEO「アルファベットグループの未来」;アマゾン 創業者ジェフ・ベゾス後の帝国;マイクロソフト ナデラCEO「パンデミックと新しいテクノロジー」;アップル クックCEO「プラバシーなき世界の恐怖」)
第2章 新しい潮流(スペースX イーロン・マスク「初有人飛行」成功までの苦難;ネットフリックス 私たちを自宅に釘付けにした男、ヘイスティングス;ショッピファイ 「アマゾンの対抗馬」として注目される理由;リヴィアン 次のステラを狙う電気自動車メーカー;ビオンテック 新型コロナワクチンはなぜ開発できたのか)
第3章 国際企業が見る世界(トタル 石油メジャーCEOが読むコロナ後の西欧と中国;パランティア 正義か悪か、世界が注目するデータ分析企業;TSMC 台湾の半導体企業が独り勝ちできる理由;アリババ 「独身の日」を作ったダニエル・チャンCEOの拡大戦略;シリコンバレー クリーンテック2.0というルネサンス)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
41
おお、これは面白い。現在の欧米社会をけん引する企業・注目される人々のインタビューなのだが、鋭い質問・洞察力が素っ気ないまでの描写から伝わってくる。誰が書いてるのかな…と見たら、クーリエ・ジャポン編集とのこと。正直自分はあまり快く思っていない経営者も登場するのだが、彼らへの切り口がすごく自分好み。愉快な気持ちで読み進め、特にコロナワクチンの開発者夫妻のインタビューが面白かった。この圧倒的なまでの俯瞰感覚、そして実績を簡潔に語れるコミュニケーション力!いや~大変面白い一冊でした。2022/01/28
Sam
39
同じくクーリエ・ジャポンが編んだ「新しい世界〜世界の賢人16名が語る未来」が意外と面白かったのでこちらも読んでみた。本書では副題(「世界企業14社の次期戦略」)の通り語るのは経営者。格差やプライバシーの問題で昨今著しく評判の悪いGAFAの経営者の皆さんは歯切れが悪く面白みに欠ける一方で、それ以外の企業(例えばコロナワクチン開発のビオンテック、データ分析のパランティア、台湾の半導体企業TSMCなど)の話はなかなか興味深く、GAFAを削ってでももっとページを割いて欲しかった。そしたら売れないんだろうけど。2021/08/21
mazda
10
改めてTSMCの存在感に気づかされました。最近車が製造できなくて困っているメーカも多いですが、半導体はもはやただの部品ではなく、むしろエンジンよりも重要なパーツになりつつあります。テスラは、宇宙事業に本格的に乗り出しており、国際宇宙ステーションにドッキングした初の民間機事業も実現しました。グーグルのAIもしかり、これから10年は、これまでの10年をはるかに超えるスピードで世の中が変わっていくのではないでしょうか。2021/10/01
中島直人
7
代表的な経営者のメッセージを集めたエピソード集。最新の一面を知ることが出来るかもだけど、少し物足りない、インパクトに欠ける。あと、パランティア社、こんな会社があることを知らなかった。2021/08/14
でんがん
5
クーリエ・ジャポンの記事からCEOインタビュー及び分析記事をまとめた一冊。GAFAを始めとした急拡大するIT企業の他、ビオンテックなどのコロナ禍で脚光を浴びた企業まで。日本ではなかなか取り上げられない企業だったり、CEOへの直接インタビューなど、海外メディアならではな内容だった。個人的にはパランティアの記事が最も興味深かった。2021/08/11