出版社内容情報
「甲子園の神整備」で知られる、グラウンド整備の職人集団「阪神園芸」――。
絶対に泣く青春×お仕事小説!
この夏も人生も、一度きり。
運動神経ゼロの雨宮大地は高校卒業後、野球の聖地・甲子園で働くことに。グラウンド整備を請け負う職人集団「阪神園芸」の新人として憧れの地を踏むも、仕事は失敗続き。落ち込む大地だったが、夢に向かってもがく同世代の仲間たちと出会い、自分の弱さと向き合うことを決意し――。涙の青春×お仕事小説!
内容説明
運動神経ゼロの雨宮大地は、高校卒業後、野球の聖地・甲子園で働くことに。グラウンド整備を請け負う職人集団「阪神園芸」の新人として憧れの地を踏むも、仕事は失敗続き。落ち込む大地だったが、夢に向かってもがく同世代の仲間たちと出会い、自分の弱さと向き合うことを決意し―。涙の青春×お仕事小説!
著者等紹介
朝倉宏景[アサクラヒロカゲ]
1984年東京都生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。2012年『白球アフロ』(受賞時タイトル「白球と爆弾」より改題)で第7回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞。’18年『風が吹いたり、花が散ったり』で第24回島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
240
グラントキーパー、思ったより重労働で大変なんだと思う。阪神園芸の大地と長谷、大地の友人の一志、長谷と同級生の真夏、それぞれ悩みを抱えながら、力強く前に進み出す姿がとても微笑ましい。四人とも目指すものに向かって頑張ってほしいと応援したくなる。長谷と一志、プロの道を諦めず目指してくれ!真夏よ、デビューしたらデビュー曲のタイトルは『あめつちのうた』で決まりだね。大地よ、雨降って地固まったあとは、固まった地をしっかり支えて縁の下の力持ちになってほしい。自分も縁の下の力持ちでありたいかな。2021/08/20
みっちゃん
166
生き辛さを抱えた若者たち。迷いながら、もがきながら、自分と向き合って。でもやっぱり、側で見守り、あるがままの自分を受け入れてくれるひとの存在があってこそ、踏みとどまれるし、次の一歩も踏み出せる。日々熱闘が繰り広げられる球場を整える為に、こんな緻密で根気のいる作業が繰り返されていたとは。知っているようで全然わかっていなかった。グラウンドキーパー。まさにプロフェッショナル。2021/12/02
breguet4194q
162
「事実は小説より奇なり」とよく言います。「事実」にばかりフォーカスされますが、小説こそ奇の醍醐味であることを教えてくれた一冊でした。高校卒業後に阪神園芸に入社したグランドキーパーが主人公です。一年を通しての仕事を面白さが主軸、職場の人間関係、家族のあり方、友人の繋がりを複線として、人間模様が織り成されています。高校野球が史上初の白河の関越えで盛り上がった今夏に読めてよかったと思いました。青春の素晴らしさ、若いことの素晴らしさ。自分の社会人一年目を思い出しました。2022/08/30
サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥
118
連日熱戦が繰り広げられる甲子園。六甲おろしがこだまする阪神戦。高校球児達の聖地阪神甲子園球場。その球場をいつも最高のコンディションに保っているのがグランドキーパー達だ。運動音痴で野球に対して複雑な思いを持ちながら阪神園芸で働く新入社員雨宮大地。トンボがけ三年、散水三年、一人前に仕事ができるようになるのも大変だ。時には失敗しながらも少しずつ成長をしていく。爽やかな青春物であり、お仕事小説であり、家族と友情の物語。朝倉さんは初読みでしたが、夏の甲子園が開催されている今読むのにふさわしい一冊でした。★★★★2021/08/11
涼
112
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/08/post-6bfc6a.html 阪神園芸という、実際に甲子園球場の整備を担っている実名の会社が舞台です。表紙絵にある水をまくという事一つをとっても、大変なお仕事であることが分かります。2023/08/06
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