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出版社内容情報
身近にあるような、どこかゾッとするおはなし2本。
「てゆうかちゃんは、自分の顔のほんの少し左どなりにいるんだって」
お兄ちゃんが教えてくれた都市伝説。
口癖のように「てゆうか」を使っていたら、その言葉がクラス全員に感染していって……。
――「となりの正面」より
亮はクラスのリーダーとして、すばらしい学生生活を送ろうと決心していた。
ところが自分と名前が似ているクラスメイト・谷遼輔が、自分が狙っていた学級委員に立候補し、どんどんクラスの中心人物になっていく。
一方的に谷にライバル心を抱いた亮のもとに、自分にしか見えない奇妙なメッセージが届くようになって……。
――「かもしれない伝説」より
内容説明
“てゆうかちゃん”「てゆうか」という口ぐせを聞きつけると、その子に取りつき、ほんの少し左どなりに居座る。ウイルスのようにあっという間に感染する。“かもしれない伝説”グループラインの中に、見知らぬ人が入り込んでいるかもしれない。午前二時ごろの丑三つ時のメッセージは、現実になる。ゾッとする学校のショートストーリー。
著者等紹介
新井けいこ[アライケイコ]
東京都生まれ。1994年に『キャンバスには家族の絵を』(文研出版)でデビュー。日本児童文学者協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かな
10
都市伝説の「てゆうかちゃん」と「かもしれない伝説」の二つのお話。児童書なのですが、スマホにまつわる「かもしれない伝説」が結構、怖かったです。グループラインの中に誰からかわからないメッセージが。それも丑三つ時にくるメッセージは現実になる。誰かわからないだけに疑心暗鬼に陥りそして孤立してゆく。丑三つ時のメッセージはともかく実際にありそうな話でリアルな怖さがありました。2021/07/13
だいてんしのいぶき
1
【一日で読了】☆仕事用☆ 都市伝説的なお話が2話、入っています。 私は、後味悪い話も嫌いではなく、むしろ好きなのですが…… これほイヤだったなぁ〜。 やっぱりイジメものはちょっと……読んでいて腹が立つ(^_^;) 特に二話目は、りょうくん可哀想……今後が心配です。2022/05/18
Theodore
0
ホラーだからなのだろうか。1話の調べものの班メンバーや2話の主人公など、性格の悪い人が多くていまいちのめりこめなかった。特に1話のガキ! 喧嘩相手を馬鹿にする際に「女みたい」とか言ってたが、そういうお前は暴力的で粗野で人が嫌がることを堂々とする辺り「男らしい」嫌な奴だろうが! 2話の主人公も学年代表に選ばれたことを鼻にかけるようなやっぱり男の腐ったような嫌な奴で、ああ、これじゃハブにされても当然だよなと。2022/02/13