出版社内容情報
連ドラ化もされた大人気「警視庁いきもの係」シリーズ2回目の長編!
警視庁「いきもの係」のオアシス、田丸弘子が行方不明になった。弘子の自宅を捜索した須藤は、動物園のチケットを発見し、それが弘子からのメッセージだと確信する。薄に連れられ動物園に向かうと、弘子は休日にゾウを見に来ていたことがわかった。どうやら動物園で親しくなった女性に間違われて拉致されたらしい。偽造パスポートまで使って連れ去られた先は東南アジアのラオス。薄と須藤は弘子を救うべく、現地へ向かう。
内容説明
警視庁職員が誘拐された!拉致された仲間を捜しに、薄と須藤は東南アジアへ。
著者等紹介
大倉崇裕[オオクラタカヒロ]
1968年生まれ。京都府出身。学習院大学法学部卒業。1997年「三人目の幽霊」で第4回創元推理短編賞佳作を受賞。1998年「ツール&ストール」で第20回小説推理新人賞を受賞。2009年、2014年に『福家警部補の挨拶』、2017年に「警視庁いきもの係」シリーズがTVドラマ化。近年はアニメの脚本も多く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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akky本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とろとろ
90
シリーズ6冊目。今度はとうとう海外へ、しかもラオスだ。ゾウとくれば象牙と思ったら案の定、象牙の闇取引の組織との対決というとんでもない大がかりな事件になってしまったのだが、肝心のゾウの話は?と思ったら、やたら具体な話だったので、やはり。この著者、現地に行ってゾウの背中に直に乗ってライセンスを取得して来たんだねぇ。その自慢話なのかしらと思ったよ。薄巡査との会話のやり取りは相変わらずだったけれど、事件の結末はおそらくそんな処だろうと早くから見切りをつけていたし、「まぁ、何だかなぁ」という読後感でした。ごめんね。2021/08/25
papako
87
いきもの係シリーズ最新作。早く買ってしまったので、早速楽しみました。今回は長編。みんなのマドンナ弘子さんがさらわれた!ヒントは動物園のチケット。ついに海外進出のいきもの係。ラオスで象に乗る。さてさてどうなる?薄と須藤さんの息がぴったり。須藤の薄への信頼感が心地よいシリーズになりましたね。相変わらず無敵の薄さん、彼女に、弱点ってあるの?象牙って何が魅力なんだろ。このお話はきっと象に乗るシーンが書きたかったストーリーなんだろうな。次はできれば短編でお願いしたいな。2021/09/08
雅
85
弘子さん失踪を発端に総キャスト出演で読んでて興奮した。漫才みたいな会話が面白すぎる。薄と須藤は相性抜群だな2021/07/22
yukision
80
「いきもの係シリーズ」は以前アンソロジーで読んでいて軽く読める短編だと思っていたので,主人公の二人以外や過去の事件については良く分からなかったものの,話を追う分には大きな問題は無かった。ゾウ使いライセンス取得の場面が妙に詳細だと思ったら,ほぼ作者の大倉さんの体験談だったようで,それもまた興味深い。薄と須藤の軽すぎる掛け合いの割には大きな事件で面白かった。2022/05/16
タックン
73
生き物係シリーズ最新作。題名に注目して読んでったけど、伏線が絶妙で最後まで容疑者がわからなかった。 っで全てがわかって改めて壮大な仕掛けがわかった。凄い。 でも本当の容疑者は誰だったのかな? それにしても薄ちゃんの日本語以外のスペックの高さには驚いた。2021/09/17