出版社内容情報
煉獄金貨を手にした者は、天国と地獄を味わう。そして、変身する--。
その「呪われた金貨」は、スペインの深い森に囲まれた城にあると言われるが、その場所を正確に知る人はいない。
そんな折、スペインのIT長者が、伝説の城と宝を発見したというニュースが飛びこんできた!
世界中の大富豪や有名人が招待されたお披露目パーティに、クイーンや探偵卿、さらには精鋭の料理人たちが集結。はたして煉獄金貨を手にするのは、誰だ?
<小学上級・中学から すべての漢字にふりがなつき>
内容説明
煉獄金貨を手に入れた者は、天国と地獄を味わい、変身する―。その「呪われた金貨」は、スペインの深い森に囲まれた城にあると言われる。これまで正確な位置を知る人はいなかったが、スペインのIT王者が、城と宝を発見したというニュースが飛びこんできた!世界中のVIPが招待されたお披露目パーティにクイーンらが集結し、煉獄金貨の大争奪戦がくり広げられる!小学上級・中学から。
著者等紹介
はやみねかおる[ハヤミネカオル]
1964年、三重県に生まれる。三重大学教育学部を卒業後、小学校の教師となり、クラスの本ぎらいの子どもたちを夢中にさせる本をさがすうちに、みずから書きはじめる。「怪盗道化師」で第30回講談社児童文学新人賞に入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みなみ
17
呪われた金貨である「煉獄金貨」の御披露目パーティーにクイーンや探偵卿が終結して、争奪戦となるお話。シドやジョーカーがあっさりと和解して友達になっているのには驚いた。遅れてきた青春を取り戻すために、皆でショッピングに行ったりしてほしいな。ページ数が少なくて設定が生かしきれていなかったり、展開が早いと感じるところが幾つかあったのは残念。2023/10/13
ほたる
13
ついにあの能力を持った新たな探偵卿に対してクイーンが挑む。これからも長いこと戦うことになりそうだ。収容所のメンバーが読んでいて微笑ましかった。嵐の前の静けさみたいな感じの一冊で、考えさせられるところも多い。アニメ化決定で楽しみ。2021/07/13
ぱめ
6
劇場アニメ化おめでとうございます!いつ読んでも楽しいシリーズで大好きです。 ヤウズ君の成長が見られて嬉しい。収容所出身組のシーンが好き。 新登場の探偵卿ラロさん。某セリフから別シリーズの眼鏡女子を連想していたら後書きで納得。クイーンシリーズにもついに出てきたかと今後が楽しみ。2021/08/15
本とフルート
5
ラストシーンの美しさが格別。ようやくまともな探偵卿が出てきた、とラロの登場に安心してしまったが、そもそも探偵の定義を狂わされているのかもしれない。ジョーカーとヤウズ、そしてシドが和気あいあいと会話しているのもなんだかほっとした。三人とも苦労性で、クイーンと皇帝とネア相手にそれぞれ奮闘しているが、がんばってほしい。2021/07/13
鶯@芒羊會
3
【電】シリーズ13冊目。色々あってちょっとお久しぶりなクイーンだけど、煉獄金貨(プルガトリオ)、奇妙な過去が語られるどこにあるのかわからない村、宝を手にした資産家、と今回もワクワクする要素てんこ盛りで楽しい。新たな探偵卿ラロ。また手ごわそうでクセの強い探偵卿が増えた……だんだん人外集団になりつつあるような気が。今後どう活躍するのか楽しみ。シドくんは完全レギュラー化かな?嬉しい。プルガトリオ、またしても物騒な品物。クイーン(皇帝も?)の本当の狙いに関わってくるのだろうか。まだまだ全貌は見えず。次へ。2023/08/16