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出版社内容情報
寺尾 文孝[テラオ フミタカ]
著・文・その他
内容説明
人知れず「権力者」たちが闇から闇に処理してきた事件、トラブルの数々。その陰には必ず、この男がいた―。
目次
第1章 渋谷ライフル銃事件
第2章 秦野章と田中角栄
第3章 トラブル・シューター
第4章 警察官僚の落とし穴
第5章 ドリーム観光攻防戦
第6章 バブル紳士たちの宴
第7章 裸一貫の再出発
第8章 日本リスクコントロール
第9章 墓場まで持っていく秘密
第10章 見えない権力
著者等紹介
寺尾文孝[テラオフミタカ]
1941年、長野県佐久市出身。岩村田高校卒業後、1960年警視庁入庁。東京水上署、第一機動隊勤務を経て、1966年に退職。その後、元警視総監の秦野章参議院議員の私設秘書となる。1976年に株式会社エーデル・パレスを設立、伊豆狼煙崎などの開発に取り組むが、バブル崩壊で頓挫する。1999年、元警察庁中国管区警察局長の保良光彦氏とともに危機管理会社・日本リスクコントロールを設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
113
文藝春秋や朝日新聞の書評などに掲載され話題になっている本なのでしょう。このような職業があるのかと思ってしまいますがそれを必要とする人間もいるのでしょう。あまり気分がよくない人もいられるのでしょうが、私などは反面教師として読みました。この国のバブルのころはひどい有様でしたがそれを容認していたマスコミも問題なしではありません。最近の桜を見る会なども同じ次元だとは思いますが…。2021/09/11
trazom
89
ユニークな一冊という世評に踊らされて読んだが、こんなに不愉快で後味の悪い読書は久し振りだ。元機動隊員の著者が議員の私設秘書となり、バブルの闇の事件を次々と解決していった思い出話が、登場人物が実名で赤裸々に語られる。警察OBとしての警察・検察ルートや暴力団関係者との直接取引など、およそ現代の倫理感では想像できない狂った時代の闇の物語を、一切の含羞を交えずに自慢話として滔々と語る著者に、強い嫌悪を覚える。こんな本の出版に、何の社会的な意味があるのか。著者に対してというより、講談社に対して怒りがこみあげてくる。2021/08/25
うっちー
57
現在も、こんな方々がいるのでしょう2022/07/13
おいしゃん
30
読み物としての完成度は置いておいて、警察・アングラ・経済界・芸能界など、ありとあらゆる世界に精通し頼られる、スーパー老人の武勇伝を聞いていると思って読む分にはとても楽しめる。2021/09/08
きょちょ
26
過剰な新聞広告に乗せられて買ってしまった。 特に「帯」。 「困った!助けてくれませんか」の言葉の下に、有名人がずらり。 (主な登場人物)と注記があるが、彼ら全員が著者に助けを求めたように思ってしまう。 がっかり・・・。 自慢話が多く、「正義」が感じられない。 それにしても秦野章はずいぶん権力を持ってたのね。 この「権力の乱用」もうんざり。 政財界には悪い奴が多いと改めて思った。 また、著者はかなり好き嫌いが激しい。 ✖2021/09/06