桎梏の雪

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桎梏の雪

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  • サイズ 46判/ページ数 267p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065237670
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

【第15回小説現代新人奨励賞受賞作】
家元の誇りを賭け、青春を捧げ、戦う若き棋士たち。江戸の将棋家の興亡を鮮やかに活写する傑作時代小説。

「江戸時代の棋聖たちが鮮やかに甦る感動の将棋小説。今、若手がしのぎを削る棋士たちの源流がここにある!」―加藤一二三九段

「将棋に関する描写の的確さには感心した。定跡とか詰将棋とか、一行一行が深い知識に裏付けられていなければ、物語はたった一行で瓦解する。しかし作者の将棋への圧倒的な知識に、読み進めていくうちに安堵感に包まれていった。江戸期の将棋界。そこにこんなにも壮大なロマンが広がっていたことに、胸がときめく」―大崎善生(『聖の青春』著者)

「ミステリーの要素も加わり、読者の興味を離さない。真相の描き方も新人離れしている。とんでもない力量の持ち主なのだ。さらに個々のキャラクターも魅力的である」ー細谷正充(文芸評論家)

あらすじ)
文化六年(1809年)、江戸将棋界の重鎮・九世名人大橋宗英が惜しまれつつ世を去る。しかし、将棋三家、大橋家・伊藤家・大橋家の分家(宗与家)の間での名人後継ぎ選定は家元間の政争激しく、伊藤家の宗看が十世名人を襲名するまでには16年もの歳月を要してしまう。大橋分家七代目当主・宗与は、その間に生じた将棋家の衰退を憂いていた。自身は父宗英から棋才を継ぐことができなかったものの、鬼才・英俊を養子に迎え将棋家再興のため尽力する。養子ゆえの気後れを見せつつも、英俊は名人宗看に次ぐ実力者へと成長していった。妹で初段棋士の弦女も宗与家に活気を与える存在であった。まだ幼い宗与の嫡子・鐐英も、大橋家の弟子・留次郎(後の天野宗歩)と友情を分かち合いながら日々研鑽を積んでいく。しかし、それとは裏腹に本家と分家の間には確執が生じていた……

内容説明

家元の誇りを賭け、青春を捧げ、戦う。感動の将棋時代小説。第15回小説現代長編新人奨励賞受賞作。

著者等紹介

仲村燈[ナカムラトウ]
1982年奈良県生まれ。江戸時代の将棋界に生きる棋士たちを端正かつ鮮烈に描いた『桎梏の雪』で2021年、第15回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞し作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆのん

73
将棋家の棋士の話。将棋に全く興味の無い私でもとても楽しめた。特に魅力的なのが登場人物達だ。どの人物も良い意味での人間臭さがあって感情移入出来て楽しめた。中でも10歳の鐐英が将棋の事や、父親との関係に悩む姿に心を痛めたり、子供らしい姿が可愛らしく微笑みながら読んだ。命を削るような勝負の場面では将棋を知らなくとも熱を感じる。将棋家の話だし、将棋の場面が沢山あるが、人間ドラマが盛り沢山で読みやすい。2021/08/18

kei302

63
清々しい読後感の作品。お弦(弦女/つるじょ)を中心に据えた展開で、親しみやすく、読みやすかった。将棋も時代小説も縁がない人でも楽しめる。 お弦のキャラがとてもよいのです。兄曰く:がさつで細かい手仕事が不得手で、人の気を散らす名人。 そのお弦さん、世間向きには初段格となっているが、名人候補たちを凌ぐ実力の持ち主。さっぱりサバサバ、気持ちのよい人です。 切磋琢磨ししのぎを削る棋士たちが、自分の将棋を獲得し、さまざまな枷から解き放たれてゆく姿に感動。2021/07/27

rosetta

29
★★★✭✩十五回小説現代長編新人賞奨励賞。江戸時代将棋の家元三家、大橋宗与家、大橋本家、伊藤家を巡る家族ドラマ。宗与家の養子英俊の妹で男たちを凌駕する実力を持つお弦(後の大橋柳雪)をキーパーソンに、家元としての矜持、意地、見栄に縛られ名人を出さなければ行けないと定められた厳しい世界を垣間見せる。家元の家に生まれたからって全員が才を受け継いでいるわけでもあるまい。実子や養子、内弟子など全ては家を守るためなのか、守るべきは将棋そのものでは無いのか。比喩や表現にとても好もしい感じを覚えた。2021/10/08

wasabi

16
世襲将棋家の推挙制名人の時代にはなんら知識がなく、その因習の桎梏に浸らせていただいた。明確な実力制名人ではないならば、後継ぎをめぐり将棋三家、家元間の政争は当然に繰り返されたはずだ。御城将棋なるものだって、ガチンコでみっともない棋戦を晒せないし、おそらく事前に対局した名局を再現して披露したんではなかろうか。そんな盤外のかけ引きやら根回しやらを想像させる。当時の陰鬱にも思える棋界にあって、女性として高段の実力を備え、奔放な性格のお弦が物語に光輝を放つ。ただミステリーについては解決しんだっけか、棋譜が読めず。2021/10/15

きー

13
第15回小説現代長編新人賞奨励賞受賞作。けれどごめんなさい。理解できず断念しました。人生2回目の断念。。読解力ほしい。。2022/05/06

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