出版社内容情報
タダノ なつ[タダノ ナツ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JACK
10
☆ 余命2年の宣告を受けてから3年、女子大生の一花は大好きな萬木(ゆるぎ)先生の死期が近いことを知る。病気のことを忘れて普通に生きていきたいというパワフルな一花と、余命宣告を受けてから世界のいろんなものが自分の元から離れていったと絶望する萬木。二人の出会いはお互いの心の支えになっていく。それでも病気は待ってくれない。どんなに頑張ってもこの恋は死んでしまうのか。読んでいて辛くて泣けるけど、読んでよかったと思わせてくれる素晴らしい物語。オススメ。2022/11/19
Merino
6
本当はわかっているのだ 私たちに救いなんてないことも それでも いつ死んじゃっても悔いがないように生きてきたんです アホの子なんかじゃなかった。 こんな散文っぽい感想を書きたくなるくらい好きな漫画。★★★★2021/09/05
もぐもぐ
5
あとがきに書かれたタダノさんの言葉にすごく共感。 二巻も心に染みる素晴らしい話でした。2021/06/27
chirako
5
この物語の裏の主役の弟さんが始動。死んだらもう二度と会えない。それは絶対の約束だ。難病モノは基本的に好きじゃないのだけど、このマンガは乾いた画風やどこかとぼけた会話のおかげで読みやすい。それに読んで悲しくなる前に、自分とか周囲のことをいろいろと考えさせてくれるのに心惹かれる。ずっと兄妹猫と一緒に寝てたのに、病気になってからは毎晩死ぬ前の日まで私と一緒に手をつないで寝てた猫のことや友達のお葬式で自分が何を考えていたかとか、そんなこと思い出して読んでた。屋上のシーンのお母さんの描写好き。2021/06/23
GORIRA800
4
一緒にいられることが幸せだと言い合える関係性がいい 読み返してみるとずっと暗いシーンが多かったんですね でも何か思いが前向きにさせるような そんな作品だと思う2023/05/27