出版社内容情報
植物、動物、幾何学、自然風景、天体・・・・・・。
古くは縄文時代にはじまり、高麗文明と隋文明の影響を受け、日本独自の美意識から研ぎ澄まされていった和の文様。衣装、装飾品、装身具、器、仏具、神具に見られる中から、
江戸時代の小袖文化により、日常着として柄が圧倒的に増えた和装文様をとりあげ、786柄を収録。
読み方、名の由来、特徴ときものとしての用途を紹介する。
きもの研究家として活躍した、石崎忠司による『きものの文様―初心者から専門家までの解説書―』。1973年に刊行された名著を、きものプロデューサーである次男の石崎功による、丁寧な解説加筆、可能な限りの図版カラー化により、リニューアル復刊!
見て、読んで、和の文化が学べる、和文様大全、ついに完成。
*本書は、衣生活研究会より一九七三年に刊行された
『きものの文様-初心者から専門家までの解説書-』を改題し、大幅加筆修正の上、
写真や図版を撮り直し、文庫化したものです。
内容説明
高麗、隋文明の影響を受けて奈良朝に始まり、江戸時代に開花した衣装文様。動植物、器物、風景、天体や文字すらも具象化した、逞しいほどの想像力。衣に染め、織り、縫い、身につけてきた細やかな美意識―!この比類なき小さな芸術を、読み方、由来、古人が文様に託した想いや、きものの用途も含めて、辞典形式で読み解く。豊富なカラー図版入り。
著者等紹介
石崎忠司[イシザキタダシ]
1927‐2003年。栃木県生まれ。きもの研究家。1962年より染織業、衣生活研究のため、欧州、メキシコなど世界各地で生活を送る
石崎功[イシザキコウ]
1966年、東京都生まれ。企画会社K.D.C Planning代表。染織史や文様学研究を専門とし、経済産業省和装振興研究会委員など、和装振興活動に幅広く携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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