講談社学術文庫<br> 中国の歴史〈11〉巨龍の胎動 毛沢東vs.〓小平

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講談社学術文庫
中国の歴史〈11〉巨龍の胎動 毛沢東vs.〓小平

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  • サイズ 文庫判/ページ数 512p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065230954
  • NDC分類 222.01
  • Cコード C0122

出版社内容情報

「中国の歴史・全12巻」の学術文庫版、第11巻は、様々な試練を乗り越え中華人民共和国を成立させた建国の父・毛沢東と、経済大国への改革開放路線を敷いた鄧小平の二人を軸に激動の中国現代史を辿る。
1921年の中国共産党結成に参加した毛は、非主流を歩み十数年後の長征中に漸く主導権を掌握する。抗日戦争後は国民党の蒋介石に挑戦、文化大革命では紅衛兵を動員し政敵・劉少奇を追放した。継続革命論者でその政治手法は敵を見据えてからどう打倒するか戦略を練る「軍事芸術」とも言われる。
一方、毛の忠実な部下だった鄧は、黒い猫でも白い猫でも鼠を捕る猫は良いとした「黒猫白猫論」を説いたリアリスト。文革と不倒翁・周恩来の逝去後に二度も失脚したがいずれも復活。毛沢東夫人の江青ら文革「四人組」逮捕後の再復活後は改革開放路線に邁進して経済大国の道を切り拓く。変わりゆく状況を的確に判断し次々と最適の選択をする「政治芸術」の人とも評される。この対照的な二人の生涯を縦糸にして清朝末期から中華民国成立、日本の侵略、国共内戦、1949年の中華人民共和国建国宣言を経て朝鮮戦争、中ソ対立、プロレタリア文化大革命などの激動を丹念に描いた渾身の力作。文庫化にあたり、習近平時代を加筆。〔原本:2004年11月、講談社刊〕

目次
はじめに 「中華民族の偉大な復興」
第一章 毛沢東と鄧小平
第二章 エリート革命から人民戦争へ
第三章 揺れる新国家建設
第四章 中国独自の社会主義への挑戦
第五章 プロレタリア文化大革命
第六章 革命と近代化の確執
第七章 改革開放・近代化へ邁進
第八章 大国化する中国の光と影
第九章 ポスト毛沢東と鄧小平の中国
第一〇章 習近平の時代と世界への挑戦

学術文庫版のあとがき
主要人物略伝
歴史キーワード解説
参考文献
年表
索引

内容説明

中国共産党に創立から参加し、一九四九年に中華人民共和国の成立を宣言した建国の父・毛沢東。大躍進政策で数千万人の餓死者を出し、文化大革命の混乱を招いた独裁者でもある。一方の〓小平は、三度の失脚から復活して改革開放の舵をとる調整者だった。対照的な権力のリレーは、“中華民族の偉大な復興”を達成したか。「習近平の時代」を大幅に加筆。

目次

第1章 毛沢東と〓小平
第2章 エリート革命から人民戦争へ
第3章 揺れる新国家建設
第4章 中国独自の社会主義への挑戦
第5章 プロレタリア文化大革命
第6章 革命と近代化の確執
第7章 改革開放・近代化へ邁進
第8章 大国化する中国の光と影
第9章 ポスト毛沢東・〓小平の時代
第10章 習近平の時代と世界への挑戦

著者等紹介

天児慧[アマコサトシ]
1947年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。一橋大学大学院博士課程修了。社会学博士。外務省委嘱専門調査員として北京の日本大使館勤務などを経て早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授、アジア政経学会理事長。現在、早稲田大学名誉教授。1989年、第1回アジア・太平洋賞特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

117
シリーズ12の11(あと1冊!) 文革、きたー。天安門事件、でたー。そして習近平、コロナ(2021まで加筆) あまりにも巨大な龍、中国、これからどうなっていくのか。虎(インド)が立ちふさがるか?2024/12/24

Tomoichi

21
近代の中国史になると、どうしてイデオロギー臭がするのだろう。公平性を意識をしているが、どうしても我慢できなくなる。誤報として有名な教科書問題の侵略・進出の話を事実として書いてバレてしまう。編集者は何をチェックしているの?やはり中国史は宋まででいいかな。2023/03/18

さとうしん

18
軍事芸術家としての毛沢東と政治芸術家としての鄧小平との対比を軸に描く中国現代史。毛沢東の「三つの世界論」、中国は28の国に分かれているという地方分権論的な発想など、毛沢東の世界観に触れるような議論が面白い。第9章でハードカバー版刊行後の状況を加筆し、第10章は完全書き下ろし。毛沢東への回帰を目指す習近平時代について描く。「毛沢東vs.鄧小平」を副題とする本書としてはそれなりにオチがついたということになるだろうか。2021/05/17

やまやま

14
偉大な中華民族の受けた歴史的屈辱を払拭し、世界に「中華民族の輝き」を再興するのだという意思を貫き国家を運営することに「成功」した理由として、毛鄧習三人の強い個性に依存した部分は無視できない。中国型の共産主義思想として考えられてきたことの背後には儒教哲学が存在し、エリートによる徳治によって、救国救民がなされるという図式は、特に日本軍による中国侵略をきっかけとして共産党支配の納得感を国内に広く示すことに成功したという点を一つとっても、著者の語る歴史の逆説観は現在でもよく事情を説明しているように思われた。2021/06/10

ジュン

10
中国現代史のダイナミクスさに目がまわる。日中戦争、内戦、共産党政権の樹立、大躍進とその挫折、文革、改革開放、そして天安門事件…。これら大きな事件には、しかし細かなストーリーが幾十にもあった。ゆえに「歴史的な事件には必ず幾つかの伏線がある」と筆者は確信する。毛も鄧小平も民衆のエネルギーを使って改革し、切り捨ててきた歴史は悲惨としかいえない。だが外国による支配よりは遥かにマシなのだろう。21世紀の中国がどうなるか。読んでよかった一冊だ。2022/03/06

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