内容説明
探偵事務所ネメシスを訪れた少女の依頼は、行方不明の兄の樹を探すこと。探偵風真と助手のアンナは、道具屋の星の力を借り、振り込め詐欺に手を染めた彼を捜索する。しかし、ようやく見つけた樹は、血濡れたナイフと死体を前に立ち尽くしていた。ネメシスは二転三転する真相を見抜き、彼を救うことができるのか!?「道具屋・星憲章の予定外の一日」も収録したシリーズ第二弾!
著者等紹介
藤石波矢[フジイシナミヤ]
1988年栃木県生まれ。『初恋は坂道の先へ』で第1回ダ・ヴィンチ「本の物語」大賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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麦ちゃんの下僕
186
注目のシリーズ第2弾を担当するのは、藤石波矢さん…僕は初読みです。ドラマ版第2話にあたる「第1話」は、シリーズ第1弾担当の今村昌弘さんに比べるとミステリーとしてのインパクトは弱いものの…“地の文”が少なく短かいセリフがテンポよく続くので、サクサク読めますね!広瀬すずさん演じるアンナのラップやヨガのシーンは、ドラマ版での“見どころ”になりそうです(笑) そして、恐らくドラマ化はされないスピンオフの「第2話」が実に面白かったですね!笑えて、ハラハラして、思わずウルッとくる…キャラクターも魅力的な“逸品”です!2021/04/08
mint☆
128
シリーズ2作目。藤石さんは初読み。設定、登場人物も同じなのに作者が変わると印象が変わるのが面白い。少し大人しい感じになっている気がします。第二話のドラマにない道具屋星くんのスピンオフは特に面白かった。それにしても星くんの年齢設定がドラマと違いすぎるー!2021/08/28
cinos
98
皆さん感想で書いていますが、作家が違うとキャラの感じが違いますね。いきなりアンナの父親の失踪の話が出てくるのが謎。道具屋がいい味出していますが、『1』には全く出てこないけど。決め台詞ももう少し合わせてほしかったです。でもオレオレ詐欺の話は二転三転して面白かったです。『1』の1話『2』の1話『1』の2話の順で読みましょう。2021/03/27
★Masako★
82
★★★✰︎ ドラマ「ネメシス」原作第二弾♪ドラマの2話目がこちらの1話目と聞いて、ドラマが始まる前に読んでみた。初読みの作家さんだったが、1作目のイメージ通りのキャラで違和感なく楽しめた♪ただ会話文が多いせいか更にライトな感じになっていたし、社会問題を絡めてはいるがミステリ要素が薄くてちょっと物足りなかったかな。抜群の推理力をもつアンナも出番は控えめだったなあ。本作2話目は、探偵に協力する"道具屋・星”を主人公にしたスピンオフ作品。星のキャラがけっこう魅力的♪ ドラマでの上田竜也くんの演技が楽しみだ♡♡ 2021/04/09
ゆのん
72
【シリーズ2作目】2話収録。1話目は行方不明の兄を探して欲しいという依頼。単なる人探しのつもりが大事件に発展。2話目はスピンオフ。面白そうな登場人物だなぁと思っていたので嬉しいスピンオフだった。2話共に少しだけ悲しい話だった。シリーズ3作目は4月中旬頃に刊行されるらしいので楽しみに待ちたい。2021/03/15