出版社内容情報
「この国は亡ぼさせねえぜ」
新天地を築く梁山泊の一党に襲いかかる敵、敵、敵!
人心沸騰の逆転劇、歴史伝奇小説
様々な戦いを経て、ついに一堂に会した梁山泊残党。彼らは新天地を求めて宋の国を飛び出し、大洋を隔てた島へと渡る。その地に理想の国を築こうとするも、圧倒的な数の兵力を率いる金軍、さらには巨大な惨禍を巻き起こす呪術を操る妖人・薩頭陀が島を襲った。好漢たちは固き志を胸に強大な敵と対峙する!
内容説明
様々な戦いを経て、ついに一堂に会した梁山泊残党。彼らは新天地を求めて宋の国を飛び出し、大洋を隔てた島へと渡る。その地に理想の国を築こうとするも、圧倒的な数の兵力を率いる金軍、さらには巨大な惨禍を巻き起こす呪術を操る妖人・薩頭陀が島を襲った。好漢たちは固き志を胸に強大な敵と対峙する!
著者等紹介
田中芳樹[タナカヨシキ]
1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。’77年『緑の草原に…』で第3回幻影城新人賞、’88年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞、2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
240
北方版と比べ読みしたからこその楽しさも多分にあった。向こうと違って、強い相手には多勢でかかる、小物感が強く、ある意味リアルな英傑たちの醸す、軽妙なテイストと、化物や妖術OKな世界観に、北方水滸とはまったく違うポジションで登場するキャラクター、下巻では李師師までチョイ役で登場と、わかっているとテンション上がるネタが満載。上巻ラストで現れたラスボス的存在の薩頭陀は、尺が足りなかったのか、みるみる存在感を失い、最後には、なぜ急にそこに来たのか、よくわからないまま、武松のもとにやって来て一捻りにされてしまった。2022/03/29
Book Lover Mr.Garakuta
21
田中流水滸伝面白かった。怒涛のの展開に目が離せなかった。2021/05/13
Mu@仔羊堂
12
そう、こんなラストが見たかったのだ。生き残った梁山泊の好漢たちが再び一つ場所の集い、数々の戦いを乗り越えて、自らの生きる場所をつかみ取る。いやあ、これぞ実に期待したとおりの展開。水滸伝の悲壮さを我慢できなかった元祖『水滸後伝』の作者の気持ちが良く分かる。田中芳樹版でもラストの幸福感がとても良かった。ただ翻訳を意識したのか、いつもの作者の口調はあまり感じられなかったけれど。 でも面白かった。2021/10/17
ハッピーハートの樹
6
みんなのせられやすいんだから、戦いかたによっては簡単に勝てそうなもんだけど。そこは三国志と違ってほぼフィクションのエンタメだから、悪者をやっつけてスカッとしたよね。これが水滸伝!田中芳樹っぽさが無くて上巻では肩透かしだったけれど、これはこれで面白かったよー、とか思って読み終わったんだけど、あとがきでどんな英雄でも権力には勝てない、という物語だったとか言われてて。時代背景とか考えると複雑ですね。権力には逆らいようもない時代だろうし。/今でも国が違えば戦争も弾圧もあるけど、物語くらいは痛快に語って欲しいよね。2021/09/20
毎日が日曜日
5
★★★ 完結。めでたしめでたし。登場人物が多くて途中分からないことが有った。2021/06/23
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