感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JACK
12
☆ 東日本大震災の当日に婚姻届けを出すはずだった博子先生。しかし、夫になるはずだった彼は津波で帰らぬ人となった。それから10年間、彼女の心の中にあった想いとは。家族や恋人、友人など数多くの人を失った人たちが少しずつ立ち直っていく再生の物語。震災から10年の節目の年に読めてよかった。2021/04/14
のり
8
このシリーズ完結。 豆柴太がサナエのビデオレター見つける、のは、ちょっと強引かな(笑) 浮気した旦那さんの件も…ちょっと無理はあるかもしれない。豆柴太は可愛いけどね。 東北の方々に、犬のエピソードなどを取材して、また違う目線で震災を描いてみてほしいなぁと思った。2022/02/22
まりちゃん
6
実家図書館本*あっという間に3冊読了。さなえさんのご遺体は見てからなかったけど、遺品が見つかって虎太郎くんと一緒にお墓に入れることができてよかった。 虎太郎くんの同級生達も、成長して地元を出て進学して物語は終わる。東北出身の私にとって、涙なしでは読めなかった作品。これを実家で読んだのも意味がある。2022/10/16
チェス
6
豆ちゃん、たくさんのお手柄。可愛かったなぁ。切ない話でうるっとしちゃうけど、ラスト良かったです。2021/08/20
よし
2
震災で家族を亡くした柴ばあと豆柴犬の物語、第3弾(完結編)。震災から10年。豆柴太が掘り出したビデオテープが物語の終盤を飾りました。それぞれの人生を歩みながら、港町「福音浜」を愛し続けるところがいいですね。続編を読みたい気もします。2021/03/22