ブルーバックス<br> 「顔」の進化―あなたの顔はどこからきたのか

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ブルーバックス
「顔」の進化―あなたの顔はどこからきたのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065222317
  • NDC分類 469.43
  • Cコード C0245

内容説明

人類学の第一人者が読み解く「顔からみた進化」。太古の生物の体の前端に、餌を効率よく食べるために「口」ができたとき、顔の歴史は幕を開けた。やがて「眼」「鼻」「耳」などの器官が集中した顔は、情報を受信するだけでなく、みずから発信もする、「見られるもの」へと進化した。顔は静的な部位ではなく、つねに情報とエネルギーが出入りしつづける場所なのだ。あなたの顔に刻まれている、そうした進化の意味を知れば、自分の顔をもっと慈しめるようになるかもしれない。

目次

序章 顔とは何か
第1章 動物の顔の進化(咀嚼器の進化;感覚器の進化;「柔らかい顔」の由来;顔の各部の大きさの違い)
第2章 顔の人類学(ヒトの顔は変な顔か;皮膚と毛の不思議;眼は口ほどにものを言うか;「縁の下」で働く鼻;口は食うより訴えたい;顔の脇役たち)
第3章 ヒトの顔はなぜ違うのか(人種による違い;性別による違い;角度や表情による違い)
第4章 ヒトの顔はどう進化したか(「人間らしさ」の獲得;人類の顔の進化;どのように顔を復元するか)
第5章 日本人の顔(最古の日本人の顔は「アフリカ由来」;縄文人の顔は南方由来か;弥生人の顔は北方由来か;徳川将軍家の顔;子どもたちの顔を鍛える)

著者等紹介

馬場悠男[ババヒサオ]
人類学者。1945年東京都生まれ。国立科学博物館名誉研究員。1968年東京大学理学部生物学科卒業。獨協医科大学助教授を経て1988年国立科学博物館主任研究官、1996年同人類研究部長および東京大学大学院理学研究科生物科学専攻教授を併任。人類形態進化学を専門とし、ジャワ原人の発掘調査に長年取り組む。国立科学博物館の特別展を数多く企画するほか、多くの科学番組を企画・監修(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のっち♬

125
一定の方向に移動する動物の口は咀嚼器、ひいては感覚器集中の根源となり、社会的生物なヒトはコミュニケーション部位としても顔を進化させた。部位の各論や他生物との比較、更には人種・性別比較、徳川家の正室側室比較、日本人顔の由来も掘り下げ、環境との恭順でとどまらず収奪者になった人類のグロテスクな実態と未来像まで提示される。特に「違いがない」という考えに依拠した人種差別反対思想の非合理性や、硬いものを食べないことで世界中で最も歯並びが悪い集団となった日本人若者への警鐘は腑に落ちる説明。顔はその文明の「顔」でもある。2023/12/01

Vakira

49
空想科学少年だった頃の僕の愛読書はブルーバックス。「いつもポケットに科学を」てなフレーズにガッチリ肝捉まれました。学校の勉強より未知な世界へ。相対性理論、進化生物学の知識はブルーバックスからでした。でも量子力学で挫折。概念は理解できますが自分なりの納得が出来なくなって断念。最近は普通に小説の方が面白くなってかなりの間ブルーバックスにご無沙汰。この本はたまたま手に取って立ち読み。自分の顔のルーツは?なんか面白そう。で久々にブルーバックスを読むことに。顔の情報だけでなく外部環境情報の受信機関としての進化論。2022/06/07

棕櫚木庵

27
1/3)顔について主に生物学的視点から論じた本.興味深い事実が豊富に述べられているだけでなく,”鳥類は4色を知覚するから,恐竜の体色は派手だったかもしれない“など,発想の面白さも楽しめた.その一方で,真面目な顔で微妙な冗談を言っているようなところがあり,クスりとさせられる.「涙湖《るいこ》(演歌に出てきそうな名称だが正式の解剖学用語)」とか.以下,面白かったことをいくつか.▼一方向に移動しながら捕食する生物は,身体の先頭に摂取口があり,その近くに感覚器官があると効率的.それが顔(p.18ff).2021/04/15

ゲオルギオ・ハーン

21
顔について人、動物関係なくどうしてその構成と配置になったかということを解説した面白い一冊。もともとは人の顔について気になり、手に取ったのですが読んでみると、人以外の動物や魚、虫、鳥たちの顔立ちについての解説が一番面白く読めました。あとは日本人の顔の移り変わりについても書かれていて、鎌倉時代や江戸時代の顔もビジュアルつきで解説しているので歴史的な視点に切り替えて当時の人々のことを想像できたのでそれもまた楽しかったです。2021/02/13

DEE

15
人間の顔はどうしてこのような形なのか。加えて動物についても触れられている。 環境や食生活の影響により何万年もかけて今の顔になった。そしてもちろんこれからも顔は変化していく。 予想される未来の顔は今の感覚ではかなり不気味なものだけど、美的感覚も伴って変わるだろうから問題ないのかもな。 著者は「大顔展」の関係者。表紙のイラストを見た時にそうじゃないかと思った。 大顔展、よかったな〜2021/05/03

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