内容説明
2年ぶりに、アレックおじさんたちとの外国旅行から帰ったローズは、すっかり美しいレディに。そんなローズに心ときめかせるカッコイイいとこたち。ローズと彼ら7人の交流がまたはじまります。ドキドキハラハラの“できごと”のあと、ローズの心をつかむのは、いったいだれ?世界の名作『若草物語』のオルコット作の、感動のラブストーリー!ローズといっしょに、胸キュンの恋を。小学中級から。
著者等紹介
オルコット,ルイザ・メイ[オルコット,ルイザメイ]
1832年、アメリカ・ペンシルベニア州生まれ。4人姉妹の次女。1854年はじめての小説『花のおとぎ話』を出版。1868年『若草物語』を出版、好評にこたえ、『若草物語』の続編など、30編近い作品をのこす。1888年逝去
谷口由美子[タニグチユミコ]
山梨県生まれ。上智大学外国語学部英語学科卒業。アメリカに留学後、児童文学の翻訳を手がける
ほおのきソラ[ホオノキソラ]
2010年、「第1回講談社ARIAコミックグランプリ」でグランプリを受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
帽子を編みます
52
続編です、ローズは美しく成長して二十歳になりました。前作の登場人物たちもそれぞれ個性豊かに成長しています。ワクワクドキドキの恋愛模様が繰り広げられるわけですが、私的には従兄弟が相手だと思うとワクワク度も下がり気味です。なんというか一族の財産を守るための結婚という要素が浮かんでくるのです。ローズは財産のある女性ですから、一見自由に見えますが制約は多いのです。でもいろいろありましたが素敵な相手を選ぶことが出来て良かったです。2023/05/02
まる
7
子供の頃から読みたかったのに、今迄ご縁がなく、青い鳥文庫に見つけて迷わず購入。いかにもオルコットらしい物語だった。子供の頃に愛読していた児童文学全集には「若草物語」が入っていて、その頃から「8人のいとこ」があるのを知っていが、その全集に組み入れられる事はなく残念だった。文章、挿し絵共に 不自然さを感じる子供向けの文章や漫画風イラストの挿し絵で、戦後すぐに刊行されていたあの児童文学全集が高い理想のもとに刊行されていたことを改めて知る機会になった。2023/05/25
ベルツリー
1
現代人から見れば不慣れな常識や感覚も歴史のお勉強。この時代ならではの文通、詩の朗読、贈り物などがじれったかったり、わくわくさせられたり、味わい深かったり、素敵だった。一作目同様けっこうはしょられてるかな?という文面があったりしたけれど楽しめた。2024/04/07