内容説明
江戸の町を駆け廻る美男の駕籠舁き・新三と太十。悩みを抱えた客が駕籠に一度乗れば、二人のお節介で心が晴れると評判だ。ある日、武家屋敷近くで瀕死の若侍を助けた二人は、大名家の騒動に巻き込まれ…。若侍の志に心打たれた駕籠舁きの思わぬ行動とは?優しさと爽快感が心に響く人情時代小説開幕!
著者等紹介
岡本さとる[オカモトサトル]
1961年、大阪市出身。立命館大学卒業。松竹株式会社入社後、新作歌舞伎脚本懸賞に「浪華騒擾記」が入選。’86年、南座「新必殺仕事人 女因幡小僧」で脚本家デビュー。以後、江科利夫、岡本さとるの筆名で、劇場勤務、演劇製作の傍ら脚本を執筆する。’92年、松竹退社。フリーとなり、脚本、演出を手がける。2010年、小説家デビュー。以来、人気シリーズを次々と上梓(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
102
駕籠屋春秋 新三と太十1巻。江戸の町を駆け抜ける駕籠舁きの二人、新三と太十、美男子、機転も利く、度胸も良い、剣術も、元は武士?謎はいっぱい次巻が楽しみなシリーズです。2021/03/17
やま
100
岡本さとる新作スタート…。2021.01発行。字の大きさは…中。 男伊達、月が出た、駕籠屋剣法の3話。 文政2年(1819年)、なんらかの大望を抱いて駕籠舁きを行う新三と太十の活躍の物語です。 大望を持った新三と太十と、物語で表現していますが、その内容が分かりません。次回以降分かって来るのか楽しみです。新作のスタートとして、新三と太十の人柄を紹介しています。随所に笑顔が良く、気が利き、剣も使えると語られ、先々に楽しさが持たれる物語となっています。2021/04/24
タイ子
79
岡本さとる作品読むの初めてかも。新三と太十の駕籠かきが江戸の町をヤッサ、コリャサと走り回る。そして、駕籠に乗った人の悩みを聞いてつい手助けをしてしまう。彼らの周りにいる人たちも一癖も二癖もありそれがほどよいアクセントになっているのもいい。侠客もいれば、十手持ちの親分もいたり。この2人、駕籠かきだけが得意じゃない、腕っぷしもなかなかのもので最終章で見せるカッコ良さは伊達じゃない。黄門様の助さん、格さんの苗字が出てきたと思ったら岡本さん、シナリオ書いてたんですね。こんな爽やかでおせっかいな駕籠舁きいます?2021/08/07
み
22
さくさくと♪駕籠って、タクシーのようなモノと思って良いのかな?この作家さんらしく、お節介やきの強いワケありの主人公、どんなワケなのか気になりますね。2021/09/05
ドナルド@灯れ松明の火
20
岡本さんの新シリーズ。駕籠かきコンビが活躍。なんか駕籠かきになる前がいわくありげでこれから楽しみである。お薦め2021/05/14
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