内容説明
「ラストバンカー」の遺言。「仕事ができる人」「部下がついてくる人」とは?厳しさと優しさが同居する珠玉の言葉の数々。いつの時代も変わらぬ本物の仕事術がここにある。
目次
第1章 評価される人
第2章 成長する人
第3章 部下がついてくる人
第4章 仕事ができる人
第5章 成果を出す人
第6章 危機に強い人
著者等紹介
西川善文[ニシカワヨシフミ]
三井住友銀行元頭取、日本郵政元社長。1938年奈良県生まれ。1961年大阪大学法学部卒業後、住友銀行に入行。大正区支店、本店調査部、融資第三部長、取締役企画部長、常務企画部長、専務等を経て、1997年に五八歳で頭取に就任し八年間務める。2006年1月に民営化された日本郵政の社長に就任するも、政権交代で郵政民営化が後退したため2009年に退任。2020年に死去、享年八二(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゲンキ
108
三井住友銀行の頭取をされた方の本。思った以上に、数々の修羅場を経験されていて、その内容、裏話的な話も書かれているから、そういったことに興味がある方には、面白いかも。私的には、部下がついてくる人の章がためになりました。2021/10/10
KAZOO
107
この方は、銀行では珍しく融資と不良債権処理のスペシャリストで頭取にまでなられた方です。この本ではご慈雲の経験を振り返っての様々ンビジネス上のポイントが示されていて銀行員の方には参考になるところが多々あるという気がしました。また上に忖度しないで会社のためなら言いたいことをいうということも好きです。いい本です。2021/07/26
てつのすけ
38
大企業、しかも都市銀行のトップを務められた方の言葉は貴重だ。私のような凡人が真似をしても、著者のような結果を残すことはできないだろう。しかし、共感できたことは真似をして、僅かでも、著者のようになりたいと思う。2021/06/12
Sam
34
著者は住友銀行の頭取からその後日本郵政の初代社長を勤めた経済界の大物(故人)。自分のようにゴール寸前の年寄りではなく、これから社会で活躍していこうとしている若い人が読むべきなんだろうけど、自分の経験と照らし合わせて膝を叩いてみたり首を傾げてみたり、という楽しみ方はできるし、いまの自分にとっても「ものごとをシンプルに考える」、「経営は、失敗を全体として一定範囲内に収める技術とも言える。完璧主義、満点主義からは何も生み出せない」という言葉は、至言。2021/04/16
おせきはん
32
三井住友銀行頭取、日本郵政社長を務めた著者が銀行時代の経験をもとに語った仕事論です。仕事に向き合う姿勢には私自身と共通することも少なからずありましたが、部下との接し方に関しては反省しました。もう数年早く読みたかったと思いつつも、心機一転、頑張ります。2021/08/14