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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたー
19
★★★★☆主人公が最高にキモチガワルイのだが、純愛モノと呼べなくも…美人で恋愛経験も豊富な嫁さん。これ以上ない幸せな新婚生活を送る主人公だが、彼女のはじめての男になれなかったことが唯一の不満として残っていた。そんな彼が、高校時代に戻ることのできるタイムリープ能力に目覚めたことで、彼女の初めてを貰った上で幸せな結婚生活をおくることを目指す物語。主人公が童貞を拗らせているせいで、他に類を見ないほどエゴ全開の過去改変をしようとしているのだが、ちょっとした行動で未来が変わりすぎるので先の予想が全くできなく面白い。2020/12/16
ℳℯ
5
★★★★☆ タイトルの通り、「死ぬほど君の処女が欲しい」ある男性の話。タイムリープもので、主人公が今の奥さんの処女が欲しいと願う中電車のホームに落ちてしまい、気が付けば過去に戻っており奥さんの処女を手に入れようと奮闘するが…という内容で、しかしこの物語にハッピーエンド・ご都合主義なんていうものは微塵も存在しない。主人公が死ぬことを契機に過去と現在を行き来するのだが、奥さんの親友と結婚していたり、自分の浮気が原因で離婚寸前になっておりかなり辛い展開になったりするのだ。言わずもがな、→2021/07/17
もあ
5
西森とおる(31)。絶世の美人・ミカさんと結婚し、超羨ましい男。彼には悩みがあった。自分は女を知らないけれど、ミカさんは色々な男を知っている。愛しているからこそ、モヤモヤして…。とおるが線路に転落した時、現れたのはウブな高校時代の──。歪でも「愛」は奇跡を起こすのか。これは、最愛の妻の処女(はじめて)を求める、最低で最高に美しい純愛青春物語。2020/12/21
KUU
2
本当に気持ち悪い主人公で面白い。あきほルート行ってもミカの方にしか興味無いあたり、人間的にもクズ。いや、その間の記憶無い本体はともかく、写真見る限りその年月過ごした場合でもそうだからなぁ。「このルートの俺はすっかり吹っ切ってるし、心底幸せみたいだ。――でもそんなの関係ねぇ!」とかで改変する等「くっついたヒロインには一途」とかあれば、芯通ってるんだけどなぁ。 怪しい男とか、上手く行かない未来とか、これ系のお約束要素は、やはり興味を引くのにいいよなー2022/01/11
祐樹一依
2
【○+】タイムパラドックスもの。というだけで弱いので、読み進めたくなる。しかし本作の場合、かつてないほどにアンバランスな男女が主人公であるので、まったく何が「切っ掛け」「切り札」「決め手」なのか察しがつかないのが面白い。「やり直し」の動機が滅茶苦茶不純なのも大多数の男女に失礼だが愚直に恋愛をしようとしている証左とすらなっているのが憎らしい。2021/07/15