出版社内容情報
80歳のベテラン作家・幸田まり子は、長年執筆してきた文芸誌「群星」から見放され、自ら編集長となりweb文芸誌「レトル」を立ち上げる。
レトルをさらに大きく羽ばたかせるため、かつてのカリスマ作家や引退した大物作家を復帰させるなど、奮闘を続けるまり子。
居候していた、親友・ちえぞう宅からも出て、クロとがあことで80歳+猫一匹+犬一匹の生活を開始する。
しかし引っ越し早々、ペットが嫌いな階下の住人・武石とのトラブルに巻き込まれてしまう。
老犬ながらも元気あふれるがあこの世話も重なり、次第に疲弊していくまり子。
そんなとき、クロが武石にさらわれるという事件が発生！
まり子はどうする!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あこさん
6
老人とペット問題について。本当心が痛い。責任持って最後まで面倒見られないなら飼うべきじゃないと思う。寂しいし、家族と同じって気持ちもわかる。でもだからこそちゃんとお世話してあげてほしいし、それができなくて可愛がるだけならそれはちょっとちがうんじゃないかなと思う。考えさせられた。2021/01/28
とと220
3
また、犬や猫を飼いたくなってしまった。色々思い出して涙。
こまいぬ
3
ペットと老人というテーマでは一区切りなのかな。気持ちがわからなくても、かわいくて大事な存在ということにうたれる。ペットの飼い主と遺族の関係。現実問題、お金も手もかかるということは本当のことだけど。周りの人と一緒に大事にしていけたら、理想的だと思った。2020/11/22
謡子
1
届かなかった人もいるけど、老人×ペットの話は理想的大団円でよかった…。魔性のクロ^^ ゆっくり治し長生きしてね。2020/12/02
psy
1
今巻もとっても面白く。今巻はペット。共に生きて行く伴侶ではあっても難しいですね・・・お互い、必要としているのに、辛いところです。でも、それを乗り越えていける道を模索してつかんで行くまり子さん凄いです。何はともあれ、健康。一番大事。を今巻もとっても思いました。次巻もとても楽しみです。来年か〜。2020/11/14
