出版社内容情報
河村 通夫[カワムラ ミチオ]
著・文・その他
目次
塩屋
瓢箪から駒・張果
蝦蟇仙人に陳楠
司馬温公の瓶割り
李白観瀑
一路功名
鸛の巣籠り
獅子の子落し
汐干
大原女〔ほか〕
著者等紹介
河村通夫[カワムラミチオ]
1948年、京都市生れ。自然流生活研究家、江戸絵皿絵解き研究家、ラジオパーソナリティー。高校時代は新聞局局長。料理研究家の母の影響で18才で北海道に渡り、割烹に学ぶ。1969年、札幌にてフォークの店「パフ」を設立。25才の時、札幌STVラジオで番組を担当する。その後、72才の現在まで47年間継続し、現在の番組名は「桃栗サンデー」。又、全国ネット番組の「大自然まるかじりライフ」も、35年間に渡り放送を続けている長寿番組である。32才で岩見沢近郊の山を自らの手で開墾し、畑や庭を作り、本格的に衣食住の研究生活に入る。この間に江戸絵皿千枚、江戸絵手本等500冊ほどを収集し、照合研究をする。また京都西陣の町屋を、鉋を手に15年かけ修復し、景観重要建造物に指定される。主な著書にベストセラーの「米ぬか健康法」(小学館)、「自然塩健康法」(小学館)。研究開発商品の、米ぬか食品「ぬか玄」、「草取り知らずの敷きつめ堆肥」などは、全国的にロングセラーとして、信頼を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひらちゃん
63
絵皿を謎解くとは面白い。今住んでる家を壊す前、大皿が何枚かあったなぁ。勿論、こんな価値あるお皿たちでは無かったけれど、ちゃんと眺めておくんだった。熨斗や座敷庭の景色、牡丹に大原女。こうして見ると一枚一枚に物語あり。今は大勢で会食することもないけれど、昔は大活躍の場があったはず。江戸絵皿興味深いです。2021/01/16
マッピー
17
最初この本を本屋さんで見かけたとき、のけ反りました。著者は、私が中学~高校生の頃熱心に聞いていた深夜ラジオのパーソナリティだったからです。で、今回、絵皿の解説ですよ。絵のテーマは日本のことわざというより、中国の故事成語をもとにしたものが多いので、原点からその絵にいたるまでの解釈の流れなどが短い文章ながらわかりやすく書いてあって、最近美術に目覚めた私には大変興味深い本でした。絵手本とか大津絵など、素人が絵の勉強の参考にするような本が、江戸時代には発行されていたというのもすごいと思いました。2024/05/07
遠い日
2
著者の河村通夫さん、お名前に覚えがあると思ったら、そうそうラジオの方でした。江戸絵皿の諧謔やコントのような笑い、掛けことばの妙などを嗜む、楽しむのが、当時の流行り。見てわかるものはわたしには4割くらいか。解説を読んで、もう一度見ると納得!まだまだ研究、収集の途上だとか。続編や、まとめ的な事典が出されるのが楽しみです。2021/03/27
Go Extreme
1
塩屋 瓢箪から駒・張果 蝦蟇仙人に陳楠 司馬温公の瓶割り 李白観瀑 一路功名 鸛の巣籠り 獅子の子落し 汐干 大原女 牡丹・二十日草 菊水伝説・流れ菊 苦瓜・ゴーヤー 座敷に庭 蜃気楼 龍門 近江八景 大華国 二見の浦・夫婦岩 麻姑 関帝 蛍雪の功 漁夫の利 真鴨 虎の子渡し 二十四節気 麒麟 応龍 二十四考 恵比寿・大黒天 大津絵 宝船・変遷 2021/03/29
gua5113
0
勉強になります。 続編発刊を期待します。2021/08/05
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- 和書
- ぼくはくじら 小学館文庫