出版社内容情報
辻村深月の”好き”は無限大!
辻村深月が好きな小説、漫画、アニメ、音楽、映画、美味しいもの……etc.
読めば、辻村ワールドがもっと好きになること間違いなし!
内容説明
偶然グアムで見つけた、わが家のラインナップとそっくりな本棚。単行本を上下巻とも詰め込んで壊してしまったお気に入りのリュック。高校生の時にドキドキしながら友達と行った、憧れの作家のサイン会。辻村深月の見ている世界は、“好き”で鮮やかに彩られている。宝石のような掌編を集めた珠玉のエッセイ集。
目次
1 週刊エッセイ
2 好きなものあっちこっちめぐり―本と映画、漫画やアニメ、音楽も。
3 女子と育児と、もろもろの日々
4 特別収録 おじいちゃんと、おひさまのかおり
5 自作解説(というほどではないけれど、思うことあれこれ)
6 直木賞に決まって
著者等紹介
辻村深月[ツジムラミズキ]
1980年2月29日生まれ。山梨県出身。2004年、『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞し、デビュー。『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞を受賞、『かがみの孤城』で第15回本屋大賞第1位となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
273
『図書室で暮らしたい』そうですね。深月さんや多くの読メ住人の皆さんは文芸コーナーを御所望でしょうか。儂はね、百科事典のコーナーが良いな。で、本書はどんな話かなぁと思ったら、なるほどエッセイ等様々な文章の詰め合わせなんですね。好きな物を好きなままに語るの好物です。ジョジョ(未読)や相棒(未視聴)の話は、熱量をビシバシ感じましたよ。作家さんへのファンレターの話とか。自書のセルフ解説もあって「しまった、深月さん未だ余り読んで無いや」って思ったけど、ネタバレからは程遠そうで。それより水先案内となっている様です。2022/12/01
ウッディ
157
クラスメイトとの関係に悩み居場所がなくなったような気がしていた辻村さんが嫌なことを忘れて物語の世界を楽しめる場所、それが図書室だったんですね。作家デビューし、人気作家になった今も、本と物語を紡ぐという仕事を愛し、多くの人に支えられている感謝を忘れない彼女の謙虚さがこの本にぎっしり詰まっていました。けれど、あなたが生み出した物語の世界が、多くの人に居場所を与え、楽しませてもらっているんですよと言わせてほしい。大人になっても、作家になっても、辻村さんの心は図書室にあるのかもしれないと思わせるエッセイでした。2023/01/08
のり
140
エッセイ集。辻村深月は作家に成るべくして成った。小学生時から本を読むのが好きで、書くことも好き。故郷の山梨で作家になるべく種をまき、高校生時には、憧れの「綾辻行人」夫婦にインパクトを与える手紙や葉書での筆力は相当なものだったのだろう。友人・仕事仲間・先輩作家にも恵まれ、多くの読者の期待に応えてくれる辻村深月は凄い。東京會舘の名セリフが実話だったのも頷ける。それでも親目線での話は凄く親近感が湧いた。辻村さんの血肉に迫れて良かった。2021/02/26
卵焼き
123
辻村さんの作品のエピソードや辻村さんのお子様のことや辻村さんが小学校の教育実習の話しや高校での手紙の授業がとても面白かったです。辻村さんの作品が読みたくなった。2021/12/22
SJW
121
辻村さんの過去に連載されたエッセイ、好きなもののエッセイ、自作作品への思いなどが収録されている。辻村さんの人となりが分かり、身近に感じることができたので読んで良かった。2021/08/28
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