内容説明
学校に来なくなった「名探偵」の葛城に会うため、僕はY村の青海館を訪れた。政治家の父と学者の母、弁護士にモデル。名士ばかりの葛城の家族に明るく歓待され夜を迎えるが、激しい雨が降り続くなか、連続殺人の幕が上がる。刻々とせまる洪水、増える死体、過去に囚われたままの名探偵、それでも―夜は明ける。新鋭の最高到達地点はここに、精美にして極上の本格ミステリ。
著者等紹介
阿津川辰海[アツカワタツミ]
1994年東京都生まれ。東京大学卒。2017年、新人発掘プロジェクト「カッパ・ツー」により『名探偵は嘘をつかない』(光文社文庫)でデビュー。以後、ミステリ・ランキングの上位を席巻。’20年代の若手最注目ミステリ作家。他に『星詠師の記憶』(光文社)、『紅蓮館の殺人』(講談社タイガ)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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