ブロークン・ブリテンに聞け―Listen to Broken Britain

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ブロークン・ブリテンに聞け―Listen to Broken Britain

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  • サイズ 46判/ページ数 226p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065209004
  • NDC分類 302.33
  • Cコード C0036

出版社内容情報

EU離脱、広がる格差と分断、そしてコロナ禍……。政治、経済、思想、アート、映画、テレビ番組、王室、英語、パブ…など英国社会のさまざまな断片から、激動と混沌の現在を描く、時事エッセイ集。

〈目次〉
君は「生理貧困、ミー・トゥー!」と言えるか
#芸術がウザくなるとき
ブレグジットとUKコメディ
英国英語はしちめんどくさい
エモジがエモくなさすぎて
シェイクスピア・イン・エモジ
パブvs.フードホール抗争に見る地べたの社会学
緊縮の時代のフェミニズム
モナキー・イン・ザ・UK―ーMonarchy in the UK
『Brexit: The Uncivil War』 に見るエビデンスと言葉の仁義なき戦い
Who Dunnit ?  マルクスの墓を壊したやつは誰だ
『負債論』と反緊縮――グレーバーが「経済サドマドキズム」と呼んだもの
グレーバーの考察――労働者階級の「思いやり」が緊縮マインドを育てる
「UKミュージック」なるものの終焉
英国ワーキングクラスの巨匠が復活――ケン・ローチとシェーン・メドウズ
多様性はリアルでトリッキーでちょっとハードーーLGBT教育のもう一つの側面
「数字音痴」の弊害――英メディアが常に予想を外す理由
『さらば青春の光』とEU離脱
ブレグジットと英国王室の危険な関係(ちょっとしょぼいけど)
後戻りができないほどの後退
闇落ちしなかったジョーカーーー『ポバティー・サファリ』のロキについて
「言(ことば)」とレゲインーー『プリズン・サークル』が照らす闇
閉じて開いて――ブレグジット・ブリテンの次の10年
ザ・コロナパニックーーわたしを英国嫌いにさせないでくれ
コロナの沙汰も金しだい
ロックダウンのポリティクスーー右やら左やら階級やら
そしてまた振り出しへ
あなたがニュー・ディールですって? 隔世の感にファックも出ない

内容説明

EU離脱、広がる格差と分断、そしてコロナ禍―。政治、経済、思想、テレビ、映画、英語、パブなど英国社会のさまざまな断片から、激動と混沌の現在を描く傑作時事エッセイ集。

目次

2018(君は「生理貧困、ミー・トゥー!」と言えるか;#芸術がウザくなるとき;ブレグジットとUKコメディー 右翼漫談のリバイバル ほか)
2019(モナキー・イン・ザ・UK‐Monarchy in the UK‐その2;『Brexit:The Uncivil War』に見るエビデンスと言葉の仁義なき戦い;Who Dunnit?マルクスの墓を壊したやつは誰だ ほか)
2020(闇落ちしなかったジョーカー―『ポバティー・サファリ』のロキについて;「言」とレゲイン―『プリズン・サークル』が照らす闇;閉じて開いて―ブレグジット・ブリテンの次の10年 ほか)

著者等紹介

ブレイディみかこ[ブレイディミカコ]
ライター・コラムニスト。1965年福岡市生まれ。福岡県立修猷館高校卒。音楽好きが高じてアルバイトと渡英を繰り返し、1996年から英国ブライトン在住。ロンドンの日系企業で数年間勤務したのち英国で保育士資格を取得、「最底辺保育所」で働きながらライター活動を開始。2017年、『子どもたちの階級闘争―ブロークン・ブリテンの無料託児所から』(みすず書房)で第16回新潮ドキュメント賞受賞。2018年、同作で第2回大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞候補。2019年、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(新潮社)で第73回毎日出版文化賞特別賞受賞、第2回Yahoo!ニュース|本屋大賞ノンフィクション本大賞受賞、第7回ブクログ大賞(エッセイ・ノンフィクション部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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アキ

92
著者が英国に渡ったのは1996年。翌年新たな労働党をうたって首相になったのがトニー・ブレア。このエッセイが書かれた2018年から2020年には、英国でブレグジットが可決され、EUを離脱した。ブレアの時代から格差が拡大し「ブロークン・ブリテン」と呼ばれる壊れた英国社会を、この3年間は更に分裂させるような時期だったのではないかと、現在パンデミック最中の著者は振り返る。書くことは記録すること。3年前なんて別世界に感じてしまう程の変わりようを、追体験する本の中の旅。著者の息巻く口ぶりが目に浮かぶような書きっぷり。2020/11/28

榊原 香織

76
2018~2020、イギリス在住の時事エッセイ。日本人だけど労働者目線なのがやや珍しい。 ブレクジット、王室関連、そしてコロナ。 思えば大変な3年間。 ”さらば青春の光”昔観て嫌いだけど心に残る映画だった(コートは好き)。 主人公は死んでないらしい、と。え、そうなの?2021/08/16

佐島楓

73
日本との類似点(右翼と左翼の逆転、経済格差、世代間の断絶など)が目について、とても穏やかな気持ちでは読めなかった。ブレイディさんのその静かに怒れる姿勢が好き。洋楽がわかる人になりたいけど、とっかかりがわからない。2020/11/06

とよぽん

68
文芸誌「群像」に連載されたものをまとめた1冊で、2018年から2020年の3年間、31回分。緊縮財政、EU離脱、そしてコロナ・・・激動する英国の政治・社会そして人々の生活をブレイディさん独自の視点で見せてくれる。多様性は分断を生む。暗い時代には暗い時代なりの良いこともあると。それは、人々が政治について真面目に考えるようになる、ということ。日本との違いが随所に出てきて面白かった。2021/09/03

ケイトKATE

58
ブレイディみかこ姉さん(敬意を込めて“姉さん”と称する)は、私が現在最も信頼しているライターである。ブレイディ姉さんは常に、地べたから物事を見ることを信条としているからその視点に学ぶものがある。例えば、社会問題について、日本では「右か左か」、「保守かリベラル」などイデオロギーばかりで論争されているが、ブレイディ姉さんはイデオロギーで語れる時代ではなく、制度や生活に原因があることを説明している。未だに、イデオロギーで語る日本の政治家やメディアはどこを見ているのかと呆れてしまう。もっと視点を下げて見てほしい。2020/11/16

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