ブルーバックス<br> 温暖化で日本の海に何が起こるのか―水面下で変わりゆく海の生態系

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ブルーバックス
温暖化で日本の海に何が起こるのか―水面下で変わりゆく海の生態系

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  • サイズ 新書判/ページ数 304p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065206768
  • NDC分類 468.8
  • Cコード C0240

内容説明

地球温暖化の影響は、海面上昇や異常気象など「目に見える」形で現れつつある。その一方で、人の目につきにくい「水面下」でも、異変が進行中だ。世界平均を上回るペースで「海の温暖化」が進む日本近海とその生態系に、どんな変化が起きているのか。その結果、日本の海から姿を消すと危惧される生物とは?「未来の海」を先取りする島で目撃された、驚きの光景とは?私たちの大好きなあの海産物が、もう食べられなくなるかもしれない―。

目次

第1章 「美ら海」からの警鐘―変貌する「海の熱帯雨林」(サンゴ礁を襲う悲劇;「共生」が織りなす豊かな生態系 ほか)
第2章 日本近海で生じつつある「異変」―北上する生き物たち(変わりゆく「日本の海」―地球温暖化でなにが起きるか;「死滅回遊魚」のゆくえ ほか)
第3章 食卓から「四季」が消える―春のサワラから秋のサンマ、冬のカキ・フグまで(“春”サワラ―急増する日本海で食文化に変容が;“春”イカナゴ―伝統の食文化に迫る危機 ほか)
第4章 海洋生態系を脅かす「もう一つの難題」―「酸性化」が引き起こすこと(加速する海洋酸性化―低下しつつある海水のpH;「人為起源二酸化炭素」が引き起こす海の“生活習慣病” ほか)
第5章 どうなる?未来のお寿司屋さん―マグロやホタテ、アワビやノリも食べられなくなる!(「海のダイヤ」クロマグロの未来―卵と赤ちゃんが危ない;ホタテガイに迫る危機―日本産が消滅する? ほか)

著者等紹介

山本智之[ヤマモトトモユキ]
1966年、東京都生まれ。科学ジャーナリスト。東京学芸大学大学院修士課程修了。朝日新聞記者として約20年間、科学報道に従事。環境省担当、宇宙、ロボット工学、医療などの取材分野を経験。水産庁の漁業調査船「開洋丸」に乗船して南極海で潜水取材を実施。南米ガラパゴス諸島のルポをおこなうなど、「海洋」をテーマに取材を続けている。科学調査への同行を含め、国内外での潜水経験は500回以上。朝日新聞大阪本社科学医療部次長などを経て、2020年から朝日学生新聞社編集委員。海の生物や環境をテーマに講演活動にも取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kinkin

105
サブタイトルは水面下で変わりゆく海の生態系。温暖化で異常気象がすごい勢いで増加している。しかし地上のことだけでなく、それは海の中でも起こっている。海の魚に変化があるというのは近年サンマが全くというほど取れなくなってきたりサケやマスも不良だという。一方で南方の私物が本州あたりで確認されていること。生態系がもう変わってしまったと思う。読んでいると様々な貝(アワビ・サザエ)や海藻の昆布、イセエビ、ノリ他、最終章は「どうなる?未来のお寿司屋さん」寿司好きの人は、読んでおかれてはいかがだろう。図書館本2022/04/12

KAZOO

103
表題通りの内容で、この分野で今まであまり見聞きしたことがないような本で楽しめました。というかいろいろ知らないことが理解できました。普通、海洋温暖化というと気象変化のことが多いのですが、日本の周りの海の生態系に関する話が中心です。さらにもう一つの危機的状況が「酸性化」ということのようです。もうすでに海でとれる魚の変化が表れてきているとニュースなどで感じていますが、最後にあるように未来のお寿司屋さんの状況も変わるのでしょうね。2023/12/27

ばんだねいっぺい

28
直截的なタイトル。海の温度上昇及び酸性化は、生き物たちの環境に大きく影響を与え、漁獲量の現象や矮小化だけではなく、有毒化も起こるとは、驚いた。寿司が食べられるのも今のうちだ。2024/08/20

おせきはん

26
サンマの漁獲量が減っていることは報道で見聞きしていましたが、サンゴや寿司ダネの身近な魚介類を例に、海水の高温化と酸性化の生態系への影響を解説しています。海の生態系を支える絶妙なバランスに驚くとともに、見えないところで進んでいる地球温暖化の影響にもっと注意を払う必要があることにも気づきました。2020/10/10

zoe

20
温暖化の影響は海の生態系にも生じる。移動できるものは自然と北上し、移動できず適応できないものや適応に時間がかかるものは死んでしまう。食物連鎖のバランスが崩れる。回遊開始のスイッチが早く入ってしまい体力不足で死んでしまう。温度や地理的要因で、近縁種が隔離されていた場合、温暖化により雑種が数10%生まれるケースもある。海水中の二酸化炭素の含量により、殻の成長に影響を与えるということも。品種改良は海の幸系でも。九州産と徳島産の立派なワカメを掛け合わせみたら、高温に強く成長が早く商品化可能な品種が誕生した。2023/09/17

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