感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ずっきん
55
【児童書】著者のメインキャラ大集合。風呂敷畳みシリーズ開始。2020/12/03
二分五厘
28
谷屋令夢、自称『普通の女の子』だけどとんでもない能力を持つ。それは突然平行世界へとスリップしてしまうこと。事故で亡くなったはずのお母さんが生きている世界にスリップした令夢は、元の世界に帰りたくないと願うが……。しかしその世界は、幼なじみが無敵のサバイバーと化し、同級生は竜王グループの御曹司で、三つ子姉妹に変人名探偵、謎の怪盗がいて、虹北商店街がある『赤い夢』世界……しかもあの災厄のモナミまでいるようで(笑)町にはびこる謎を解いたとき、夢は覚めてしまうのか。前奏曲とあるからには、続きを期待していいですよね?2021/08/25
蒐
24
はやみねかおるの各シリーズの名探偵たち(+α)が夢の共演!いろんなシリーズの世界観を繋げることのできる令夢のスリップ能力が羨ましすぎるし、内人の幼馴染みポジションで話が進むので、なんだか乙女ゲームでもしてるかのような気分になる。そして、この夏休みの終わり感がどこか懐かしくてたまらない。ファンに対するサービス的な位置づけかと思いきや、あとがきで判明する壮大な計画にびっくり。え、これ、もしかしてミステリというよりSFだったの!?はやみね作品にちょいちょい出てくる「赤い夢」が今後にどう絡むのかも気になるところ。2020/10/02
よっしー
23
図書館をふらふらしていて見つけました。はやみねさんの作品は過去に色々と読んでいたので、色々な作品がミックスされたこの作品は読んでみたいと思い、手に取りました。ただ、かなり前の記憶なので覚えているのか不安になりましたが…意外と覚えているものですね!!個性の強い主人公達が違和感なく揃い、話が進んでいく様子は面白かったです。また、ここに出てきた作品達を読み返したくなりました。2023/05/24
水零
22
読書人生の父である、はやみねかおるのオールスター本をこの歳になって読めるとは!児童書コーナーで本書を探すには少々(?)大きくなりすぎたが、読書の楽しさを教えてくれた三つ子や教授、恭助、恭子ちゃんに再会できたことが嬉しくて仕方ない。本書は令夢という時空スリップ能力を持つ少女を中心とした日常系ミステリ。しかし、その根底にある真の謎はパラレルワールドを生きる令夢と"その世界"で生きるはやみねワールドの住人達が今後どのように繋がってゆくのかということ。あとがきに最大の謎を残すなんてずるい!赤い夢はまだまだ続く。2020/09/08
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