出版社内容情報
池上 彰[イケガミ アキラ]
著・文・その他
内容説明
池上流ファクトフルネス。本質を見抜く力が自分とみんなを幸せにする。場違いな行動・発言の原因はここにあった!
目次
第1章 読解力を伸ばすと生き方が変わる(PISA調査の読解力=生きる力;読解力と忖度力との違い ほか)
第2章 情緒と論理ふたつを使いこなそう(高校の国語教科書は「教養の書」;数学も読解力を伸ばす!)
第3章 読解力にとっていちばん必要なもの(教養は「知識の運用力」だった;私はどうやって読解力を磨いたか)
第4章 読解力はいつでもどこでも伸ばせる(「書いて鍛える」;「聞く」と「伝える」で鍛える ほか)
第5章 楽しく読解力を上げるには、やっぱり読書(読書が導いてくれる世界;教科書を楽しむのは大人の特権)
著者等紹介
池上彰[イケガミアキラ]
ジャーナリスト。1950年、長野県松本市生まれ。慶應義塾大学卒業後、1973年にNHK入局。報道記者としてさまざまな事件、災害、消費者問題、教育問題などを担当する。1989年、ニュース番組のキャスターに起用され、1994年からは11年にわたり「週刊こどもニュース」のお父さん役として活躍。2005年よりフリーランスのジャーナリストとして執筆活動を続けながら、テレビ番組などでニュースをわかりやすく解説し、幅広い人気を得ている。また、9つの大学で教鞭をとる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かずー
86
仕事、プライベート問わず読解力の必要性を感じる。読解力を身につけたく手にした。読解力には教養が必要である。ただし教養と知識は違う。新聞、読書を通して知識を増やし知識を自由自在に駆使できるようにしたい。読解力は国語だけでなく全教科に必要とのこと。学生時代に身につけておけばよかった。2021/01/19
Carlyuke
79
プロなのでとても上手い。前書きでPISAの国際調査での日本の読解力の低下という表現で注意を引かれた。統計学的に見ればそれほど騒ぐことではないとのこと。理系の学生の文学的文章への反応。すなわち定義やエビデンスの確認。論理的に考えるための数学の重要性。「科学的に考えるとは」。アウトプットや教えることを前提に読む。スマホが集中力を妨げる。日本のパソコン教育の遅れ。読解力より忖度力を伸ばした教育。なぜ読解力が必要かと言えば, 客観的・主観的な内容・コンテンンツを正確に把握して正確に対応するためだと理解した。2021/01/03
キナコ
51
読解力と教養は似ていると思えた。一つ一つの情報を繋げて多面的に読み込んでいく力が読解力。前後の文章や単語の意味合いで、ある程度意味を考えたり、疑問を持つことが今後の社会人として必要な能力といえる。今はスマホを使って、その場ですぐに情報が収集出来はするが、本当に正しい情報なのか、ただ文章を覚えているだけになっていないか、自分自身に問いかけるきっかけになった一冊。2024/05/30
ぴえろ
43
人間とAIの違い、読解力の必要性が問われている。日本での読解力低下への対応が教育現場で進む一方、出題者の意図を推測する、読解力とは違う「忖度力」の温床にすり替わっているのでは?とも指摘している。たしかに受験テクニックとして教えているようにも思える。新聞を読むこと、読書をすること、アウトプット(発信)を意識したインプット(情報収集)をして読解力をつけること。子どもとの日常の会話でも表現力読解力を鍛える会話法は意識してやっていきたい。2021/08/29
レモン
41
読解力とは学びの場だけで使われるものではなく、仕事や日常生活でも必須の能力でコミュニケーションスキルの一環とも言える。SNS等特にネット上の文章では表情や声のトーンなどの情報がないので、書き手側の伝える力はもちろんのこと、読み手側にも高レベルの読解力が求められる。正に社会に出る前の中高生の段階で読んでほしい内容。論理的読解力と情緒的読解力の両方を鍛えるために、学習指導要領を再度見直してほしい。文学国語は絶対必要。数学でも読解力が伸びることに驚く。もう少しちゃんと勉強しておけば良かった。2025/03/02
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