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出版社内容情報
すみだ北斎美術館、初のオフィシャルブック。当館所蔵の冨嶽三十六景すべてをコンパクトな判型にまとめ、作品のディテールを楽しめるガイドブックです。
「空間を構成する」「○×△で作られた世界」「驚異の自然」「形のないものを捉える」「イリュージョンを仕掛ける」「超絶表現」という6つの章に分け、さまざまな切り口で、生涯の代表作にして最高傑作「冨嶽三十六景」の魅力を紹介します。天才の技術と着想が極まった全46図を堪能できる一冊です。
第一章 空間を構成する
第二章 ○×△で作られた世界
第三章 驚異の自然
第四章 形のないものを捉える
第五章 イリュージョンを仕掛ける
第六章 超絶表現
・全46図一覧&MAP付き
内容説明
生涯の代表作、技と着想、ここに極まる!すみだ北斎美術館初の公式BOOK。
目次
第1章 空間を構成する
第2章 ○×△で作られた世界
第3章 驚異の自然
第4章 形のないものを捉える
第5章 イリュージョンを仕掛ける
第6章 超絶表現
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yyrn
28
北斎の浮世絵は何度も見てきた。大型本や映像でも、美術館では実物も見た。でも何度見ても飽きないし、見るたびに新しい発見があるような気がする(忘れただけかw)。図書館で「北斎」の字を目にすると思わず手が伸びて、この本のようにすぐ借りてきてしまう。▼浮世絵でこんな小さな本を読むのは初めてだが、北斎の代名詞『富嶽三十六景』を解説するポイントが多彩で、ふむふむと頷きながら楽しく読むことができた。またアップ画面では、その精緻さ(0.1mmも色ズレしていない技!)に改めて驚くが、たまにズレを見つけると少しホッともするw2021/05/22
魚京童!
22
はやく、グーグルマップに富嶽を追加してほしいよね。コンテンツとして、東海道53次とか、東海道中膝栗毛とかできるよね。本が遅れているのは、もう1つの情報では物足りない人に対してアプローチができていない。そこがダメなんだ。本は無限の可能性があるが、0と1の間も無限だ。でも今は100があるからそっちに引っ張られている。だからこそグーグルと提携しよう。ArcGISに展開しよう。位置情報をくっつけよう。どんどん行こう。やれることが多そうだ。面白そうだ。今日は気分がよろしいようで。2022/03/15
鯖
18
構図や時代背景、シチュにまで踏み込んだ富岳三十六景の画集。桶職人が扱う巨大な真ん丸の桶枠に小さな三角形の富士山がおさめられた「尾州不二見原」〇△、夏の河口湖の湖面に、なぜか雪の積もった真冬の富士山が逆さ富士になって映る「甲州三坂水面」がよかった。旅番組とかで富士山を見ると、ウチから見る富士山と形が違う!!!!でもウチから見る富士山がやっぱり一番だよな~ってなりがちなんだけど、当たり前だけど富士山の形も絵によって違っててすんごいなあと思いました。2021/01/17
だいだい(橙)
15
買いました。一気読みしました。実際にどこが舞台だったのか等を調べて解説してくれていますが、北斎は相当デフォルメや創作をしていることが改めてわかり、楽しく読めました。ますます北斎が好きになり、これまで行ってなかったけど、すみだ北斎美術館行ってみようと思います。行ってなかったのは、グッズを爆買いしてしまいそうだったから・・・たぶん、すると思う。怖い・・・2020/08/25
chietaro
6
ユーモアが散りばめられていて、楽しく読みました。本当は見えない景色も取り入れているのが面白かったです。有名な神奈川沖浪裏は、経験値の積み重ねだと思って見ると、ロマンがあります。北斎は奥深いです。2022/09/25