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出版社内容情報
「公認不倫」を選択した夫婦・いちことおとや。“恋人”の美月と別れたおとやは、いちことの絆を確かめるが、美月の言葉が呪いとなりセックスができない。そんな中、いちこの風俗体験を知り傷ついたおとやは家出をし、しばらく別居することに。ある日、体調の悪いいちこの看病にかけつけたおとやは、EDの不安など本心をいちこに打ち明ける。おとやの言葉を真剣に受け止め悩むいちこに、風俗体験で知り合った礼から「会いたい」と電話が来て……。一方、妊娠した美月と志朗は、夫婦関係を再構築するために努力していた。海外に転居する前におとやに会って謝りたいと願う美月は、おとやと再会して――。セックスレス、公認不倫、妻の風俗、夫のED、別居……悩んだり迷ったり間違ったりしながら、たどりついた夫婦の“今”がある。これから選び取る、幸せのかたちとは。「結婚」とは何かを問いかける意欲作、ついに完結! 息をつかせぬクライマックス!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
36
【これから始まるわたしたちの関係に、名前はまだない】いやぁー、この難しいテーマを、果敢に攻めましたねぇ。うんうん……。一子はじっくり考えた末、二也に語りかける。<おとやん、昨日。俺にもっとできることがあったら教えてって、言ってくれたでしょ。昨日から、ずっと考えてたんだ。で、わたし、思いつかなかった……。おとやんは、充分やってくれてるよ。/でも、わたし……おとやんに言いたいことも、してほしいことも、もう思いつかないんだ。わたしが妄信的になってしまうのは、二人でいるイメージを持てなくなってしまったから>と……2024/07/12
manamuse
24
まさかの完結!これこそ何も言えね〜。おとやんいい奴だけど不倫したしな〜。いちこちゃんは素直じゃないしな〜。結末には満足だけど、オススメする漫画ではないかな…笑。2020/07/21
みやしん
21
トラブルは有るより無いに越した事はないっちゅう事なのだ。大人達が最も波風を立てないよう、味気は無いけど、納まるべき所に納めた解答のハッピーエンド。2020/07/21
ぐうぐう
15
「ベースが夫婦にあるところ 不倫の始まりも終わりもそこだし」「わたしたち 同じところをぐるぐる回っているだけかもしれないけど でもお互い真剣だったよね あと諦めなかったよね」すれ違いにおいて言葉によるコミュニケーションは大事だし、言葉によって納得させられることもある。けれど、勘違いしてはいけないのは、その言葉が発せられる時、そこには体験から来る感情が込められているということだ。だからその言葉は説得力を持ち、人を動かす力を得る。(つづく)2020/07/24
紅咲文庫
14
一子と二矢のふたりが痛みを負いながら何度も何度も繰り返し問い続けた夫婦の関係性。これからもやはりまだ繰り返し問い続けていくのだろうけど、対話を続けてふたりとしての在り方は変容していくのだろう。6巻で美月が“変身はできない、ゆっくり変容していく”と言っていたように。こんなにくどく疲労する会話はやはり真剣に関係を築こうとする人との間にしか存在し得ない訳で、器用に気持ちを丸め込むことをしない登場人物達の葛藤を前に、自分の身勝手な“わかってもらいたい”気持ちが恥ずかしくなる。あらゆる手を尽くした“夫婦”の物語。2020/07/26
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