暗黒の啓蒙書

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  • サイズ 46判/ページ数 274p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065197035
  • NDC分類 104
  • Cコード C0010

出版社内容情報

民主主義と平等主義の欺瞞を暴け。
資本主義を加速せよ。

民主主義を棄て去り、資本主義を極限まで推し進め、
この世界から〈イグジット〉するのでなければ、真の自由は獲得できないーー。
”現代思想の黒いカリスマ”が放つ、禁断の書。

 * * *

「声などどこにもない、ただ自由な出口だけがある。」

近代の啓蒙のプロセスを嘲笑い、民主主義的かつ平等主義的な価値観をも転倒せんとするニック・ランドの「暗黒啓蒙(The Dark Enlightenment)」は、ピーター・ティールやカーティス・ヤーヴィンらリバタリアン起業家たちが主導する「新反動主義」に理論的フレームを与え、哲学の最新潮流である「思弁的転回」や「加速主義」、そして「オルタナ右翼」へのインスピレーションをも喚起しつづけてきた。
果たしてそれは、人類の進歩的プロセスを否認する反動主義であり、野蛮な人種主義にすぎないのか。それとも、来たるべき未来を照らすオルタナティヴな光源なのか――。

 * * *

[目次]
序文 『暗黒の啓蒙書』への「入口」 木澤佐登志 
Part 1 新反動主義者は出口(イグジット)へ向かう
Part 2 歴史の描く弧は長い、だがそれはかならず、ゾンビ・アポカリプスへと向かっていく
Part 3 
Part 4 ふたたび破滅へと向かっていく白色人種
Part 4a 人種にかんする恐怖をめぐるいくつかの副次的脱線
Part 4b 厄介な者たちの発言
Part 4c 〈クラッカー・ファクトリー〉
Part 4d 奇妙な結婚
Part 4e 暗号に横断された歴史
Part 4f 生物工学的な地平へのアプローチ
訳者解説 なにから離脱するべきか 五井健太郎

内容説明

民主主義と平等主義の欺瞞を暴け。資本主義を加速せよ。民主主義を棄て去り、資本主義を極限まで推し進め、“出口”を目指すのでなければ、真の自由は獲得できない―。

目次

1 新反動主義者は出口へと向かう
2 歴史の描く弧は長い、だがそれはかならず、ゾンビ・アポカリプスへと向かっていく

4 ふたたび破滅へと向かっていく白色人種
4a 人種にかんする恐怖をめぐるいくつかの副次的脱線
4b 厄介な者たちの発言
4c “クラッカー・ファクトリー”
4d 奇妙な結婚
4e 暗号に横断された歴史
4f 生物工学的な地平へのアプローチ

著者等紹介

ランド,ニック[ランド,ニック] [Land,Nick]
1962年、イギリス生まれ。初期にはバタイユを専攻。ドゥルーズ+ガタリの研究を経て、90年代中頃にはウォーリック大学の講師として「サイバネティック文化研究ユニット(Cybernetic Culture Research Unit:CCRU)」を設立。大陸哲学に留まらず、SFやオカルティズム、クラブカルチャーなどの横断的な研究に従事する。「暗黒啓蒙」なるプロジェクトを通して「新反動主義」に理論的フレームを提供し、のちの「思弁的転回」や「加速主義」、「オルタナ右翼」に思想的インスピレーションを与えた

五井健太郎[ゴイケンタロウ]
1984年生まれ。東北芸術工科大学非常勤講師。専門はシュルレアリスム研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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HANA

49
ブログの邦訳。反リベラル、反民主主義を説いていてそれを暗黒啓蒙と名付けているのだが、理論だけが優先している所はリベラルの写し鏡みたい。基本的に政治パンフレット以上の価値は無いものの、半分以上を占める人種間の問題の部分は、今読むとトランプの登場やBLMと絡めて読むと示唆に富んでいるような気がしないでもない。個人的には社会ダーウィニズムが出てきた部分で読むの止めようかと思ったけど。まだ一部だと生き残っているのね、あの思想。ブログという元の媒体の性質なのか、基本支持者向けだったのでどうも退屈な一冊であった。2020/09/06

無重力蜜柑

18
加速主義の聖典、オルタナ右翼の理論的基盤……みたいなことを言われているけれど、日本だとインテリかぶれサブカル批評オタクの玩具になってる感のあるニック・ランドの新反動主義。Web雑誌のコラムの魚拓の邦訳らしい。その胡乱な由来らしく、ネットカルチャーやサブカルチャーを引用しながら思弁的で衒学的で煽動的な議論を繰り広げており、中二病患者のオタクのイメージが脳裏にちらつく。とはいえバカにしたもんでもなく、清教徒的宗教性、非科学性の批判を通して「リベラル」な価値観へ反論する論法は、日本のネットでもすっかり定着した。2023/06/02

garth

16
晦渋と韜晦を通じて、読まれないことによって名声をたもっているタイプの本というべきか。「ただ出口だけがあり、いっさい声が存在していないのだ」とか言っても、ようはリベラル派の弁証法は無敵なので、つまり言い返せないので出ていくって言ってるだけだからね。負け犬の遠吠えかよ、と。2020/08/05

Tenouji

13
加速主義の語りのスタートは魅力的なんだが、思弁的な言説に終始しているのが、だんだんと辛くなってきたw。本質的には、啓蒙思想批判であり、啓蒙思想が徹底されると、中身が腐っても止められない、というお話しで、更に人種的問題が下支えしていると。リベラルな自由の話しについては、日本では合わない面が多いが、なぜか都市の成長については、日本は確実にその道をあるいている気がするのは気のせいだろうか…形式主義で単一民族だから腐敗目指して、驀地?2020/08/13

Satoshi

11
オルタナ右翼の理論的根拠となる書籍である。小難しい表現で記されているが、「優秀な人間はDNA上から異なるので、不平等であることは当然」「人種差別も当然」「DNA操作で優秀な人間を作る」という優生学を肯定しているだけ。読んでいて悲しくなった。本棚に並ばせたくないので、ブックオフに売却することにする。2022/11/01

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