ブルーバックス 有限の中の無限―素数がつくる有限体のふしぎ

西来路 文朗/清水 健一【著】

講談社（2020/05発売）

• サイズ 新書判／ページ数 238p／高さ 18cm
• 商品コード 9784065196892
• NDC分類 412
• Cコード C0241

内容説明

１＋１＝０や１＋２＝０が成立する、ふしぎな数の世界＝有限体。０、１、２の３つしか数字がなくても、数論、代数や幾何が成立する！？ガロアが見出し、進化させた新たな素数の世界とは？素数のふしぎを解き明かしながら、有限個の数の世界で無限に展開する数学の魅力に読者を誘う。

目次

第１部　１＋１＝０の世界―素数のふしぎなはたらき（ふしぎな国のふしぎな計算；四則演算からの風景；０と１の幾何学；美しい平方数の世界；方程式からの眺望；平方数を超えて；「有限個の数の世界」と「ふつうの数の世界」）
第２部　ガロアが創った新しい世界―数の進化を考える（ガロアの虚数；ｐ乗の魔法；有限体上の楕円曲線）

著者等紹介

西来路文朗［サイライジフミオ］
１９６９年、広島県生まれ。大阪大学大学院理学研究科博士課程数学専攻単位取得退学。博士（理学）。専門は整数論。賢明女子学院中学校・高等学校の教諭を経て、広島国際大学看護学部看護学科教授、広島大学客員教授

清水健一［シミズケンイチ］
１９４８年、兵庫県生まれ。岡山大学理学部数学科卒業。博士（理学）。専門は整数論。賢明女子学院中学校・高等学校の教諭を経て、岡山大学客員教授、岡山理科大学非常勤講師（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[Gotz]

数学ガールのような読み心地で気持ちよく読める数学書．有限体にからむフェルマーの小定理やウィルソンの定理など，勉強になった．

2021/09/24

[黒とかげ]

数学の世界は広大だなぁ。こんな所まで公式に満ちている。自分はまだ一歩を踏み出したばかりだ。

2023/02/04

[あゆたろう]

丁寧かつ簡潔。数論の深遠な世界が感じられた。

2021/10/11