内容説明
元人事部長の不審な死を調べてほしい―。経済雑誌「ビジネスウォーズ」の編集委員・大原史郎は、大手電機メーカー「早坂電器」の元社員・宮田昭から依頼を受ける。早坂電器では二年半前、三千人規模の大リストラを敢行。宮田も会社を去った。元人事部長の死に、リストラは関係しているのか?
著者等紹介
江波戸哲夫[エバトテツオ]
1946年東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。都市銀行、出版社を経て、1983年作家活動を本格的に始める。政治、経済などを題材にしたフィクション、ノンフィクション両方で旺盛な作家活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Yunemo
32
経営とは、経営者とは、を描き続けている著者。このシリーズを集大成とするような感。主人公大原の記者としての部分をだぶらせているような。表層に出ている事象の裏側、その時した決断の裏側、を執拗に追い求めていく姿、過去のあまたの資料を駆使しインタビューを通じて積み上げていき、到達する真実。でもそれでどうなるという冷めた考えも一方にあって。多くの日本企業が1985年以降10年不動産バブルを背景にしたギャンブルに、その後の10年は借金返済に、明け暮れ、成長戦略への経営者の力がほとんど伸びなかった。けだし名言との想い。2020/09/22
ミコ
5
大原史郎2作目。現実のニュースを取り入れながら進んでいく。大原さんの昭和な言動にハラハラしながら応援するのが楽しい。ラストは喝采を上げれず残念だった。2021/01/20
無添
3
元人事部長の不審な死を調べてほしい―。経済雑誌編集委員大原史郎は、大手電機メーカーの元社員から依頼を受ける。2020/11/17
shonborism
3
シャープの身売りをモチーフにした作品。舞台は令和だと思われるが、登場人物の造形が昭和50年代あたりのそれなのはいつもの通り。2020/10/04
toshilife1
2
経済誌記者を主役に、シャープの破綻と被買収の件をモデルとした事件の真相を追いかける様を描く。描写がちょっと古いというか、昭和っぽさのある小説。2022/05/28