講談社ラノベ文庫<br> ラストオーダー〈1〉ひとりぼっちの百年戦争

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講談社ラノベ文庫
ラストオーダー〈1〉ひとりぼっちの百年戦争

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  • サイズ 文庫判/ページ数 369p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065195918
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

終末後の世界。機械兵士リアは、最後の命令―ラストオーダーに従い、終わることのない戦争を百年以上も続けていた。そんなリアの前に、終末後も生き残っていた人々が暮らす住処を追われた兄妹、ノーリィとミクリが現れる。規則上子どもを見捨てられないリアは、二人を保護することに。機械人形を警戒する兄妹だったが、身を挺してでも二人を守ろうとするリアに次第に心を開いていく。意を決して、もう戦争は終わっていて戦う必要がないことを告げるが、命令に従うリアは戦いをやめることを拒み―!NOVEL DAYSにて開催されたリデビュー小説賞受賞作が登場!

著者等紹介

浜松春日[ハママツカスガ]
元自衛官。「第1回講談社リデビュー賞」にてリデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

緋莢

15
機械人形が人間を裏切り、“大いなる災い”を起こした後の世界。地下で暮らす人間たちの“村”を、追い出されたノーリィとミクリは、機械兵士のリアと出会い…“上官”の命令に従い 未だ一人で戦争を続けるリア。リアの“大いなる災い”が始まる前と思われる過去の描写があり、そこでは、ヒューマロイド導入に反対するデモが起き、反感を持つ人も出てきます。 その辺の描写と、リアとノーリィ&ミクリの交流は良かったのですが、強く印象に残った部分は、 となると…続きが出ても、読むかどうかは微妙なところです。2020/12/14

のれん

12
人間の心を持った軍事ロボットに終末世界、過剰な説明台詞に設定に対してシンプルな構成。SFというよりおとぎ話に近い印象を持った。作者も軍人喜劇ものからモチーフを得たらしくなるほどそれらしい物語。 ただ引っ張り方が雑かな。キャラの心情や設定解説は丁寧だが、それを引き立てる情景描写や物語の絡みがあまりにも少ない。そのせいでキャラは結構多いのに、キャラ像がはっきりしないヤツが多いというのは残念な点だ。 雰囲気やコンセプトは悪い気がしないが単調にならない物語性を心がけて欲しい所だが如何に。2020/04/26

真白優樹

11
人間が滅んだあとの終末世界で最後の命令に従い百年も戦い続ける機械の少女が人間の生き残りの兄妹に出会い、始まる物語。―――幾星霜、戦い続けたその手に残ったものは。 ここは既に滅んだ終末世界。だけどそんな世界でも生きている人達はいて、戦い続ける少女には夢がある。そんな過去と今がすれ違い邂逅する中、夢と夢が重なり少年の中に夢が宿る物語であり、終末世界独特の儚さと群れ為す機械との戦いが心焦がす中々にレベルの高い物語である。果たして旅立った少年は少女の命令を解く事が出来るのか。 次巻も勿論楽しみである。2020/04/01

ぎゃぐれー

8
文明崩壊後の世界で延々と戦うアンドロイドとその世界に生まれた少年のボーイミーツガール。設定や展開はよく見るものだけど丁寧に書かれている印象。予想通りの展開が続いていくんだけど、ラストの引きは意外だった。2020/05/01

尚侍

7
とっても面白かった。序盤の部分で作品の時間軸を把握するのに少し時間がかかりましたが、それさえ把握してしまえばあとはスムーズに読めました。平常時であればラノベによくある設定として受け入れられる世界観も、こういう御時世の最中に読むと色々と考えさせられることが多いので、そういう意味でこの時期に読むべき作品と思います。物語的に単巻で完結でもいいような内容でしたが、最後のオチはなかなか意外な展開だったので、これは続きが気になるところです。2020/04/15

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