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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JACK
13
☆ 1985年の東ドイツ。多くの社会主義国家が国民を監視、管理して行き詰まり、崩壊する中、唯一の成功事例と言われていた東ドイツもまた同じ道を進んでいた。政府の超人部隊MSGは自分たちの手で国を良い方に変えようとし、反政府組織フライトハイトは今の国を壊して西ドイツと統一しようと考えていた。自分の国を愛するが故の激しい対立。超人兵士アナベルの戦闘は相変わらず強烈。動画を解析して彼女の速さと強さが明らかになるシーンは見せ方が上手い。反政府組織のリーダー、フレンダーとの微妙な関係がどうなるのかも気になります。2020/06/04
フロム
5
もってる作家と言うのは、時代が呼応すると言うか時代性を感応できると言うかそう言う部分があると思う。官僚主義が行き過ぎ、ネットを通じて監視社会に成りつつある日本で東独をモチーフに取り上げるのは先見の明があると思う。内容を練り込んでいるにも関わらずケレン味があるのも凄く良い。カメラのアングルがちょっと引き出しが少ないかなとは思うけどよくよく考えたら新人さん。新人なのにスレた読者である僕に1.2巻一気買いさせたのは凄い。どの程度の巻数でまとめるつもりなのか全く読めない。次巻も楽しみ。2020/05/23
笠
3
4 新刊読了。MSGの超人的能力を目の当たりにしてフライハイトの一般構成員は恐れおののくが、フレンダーや幹部クラスは動じない。というのも、作戦部リーダーのノアゾンも同等の実力の持ち主だという。なるほど、じゃあバトルは楽しみだけど、MSGに勝てるビジョンが浮かばないなー。フライハイトは要するに過激派左翼なんだろうけど、じっさいやってることが無差別テロに近いから、そりゃ正当化されないよ。どうしたって悪役になる。フレンダーの能力、人格操作も明らかになったけど、正直MSGに対抗するには地味すぎる気がする。2020/06/05
ネタバレ：トキメキのあまり展開してしまう存在しない記憶たち
3
ひりひりする緊張感が良い。今の所MSGが強すぎるが……2020/06/04
ディープなつまみぐい
2
やはり面白い。映画のような迫力とストーリーの加速感。どんどん引き込まれていく。最後、このシーンで終わるのはちょっと、、。このまま3巻へ突入。2021/05/01
