一城一話55の物語―戦国の名将、敗将、女たちに学ぶ

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  • サイズ B40判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065193921
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C0021

出版社内容情報

■47都道府県、55の”名城”と「そうだったのか!?」とくるエピソードの数々■

北海道から沖縄まで城や城址のないところはありません。城じたいは知っていても、そこにまつわる逸話の数々は知られていないもの。一城一話の簡潔なスタイルで松平定知氏が語り下ろします。


■安土城と織田信長より■

 一般に城の建設は「攻められにくく、守りやすい」が原則です。それが幅8mの道が180mにわたって直線的に続く・・・・・・。こんなことはそれまではあり得ないことでした。安土城が戦うための城ではなく、見せるための城といわれるゆえんです。

(中略)

 見せるための城でいったい何を見せるのか? それは、自分の威信を天下に見せるのです。「天下布武」を宣言した信長の権力です。その象徴と位置付けたのが安土城だったのです。
 大手道はなんでそんなに広いのかというと、天皇が安土城に来られることを想定していたからです。
 
(中略)

 天皇をお迎えする本丸は、信長の起居する天主よりも下にあり、天皇を見下ろすことになります。
 信長は天主で起居し政務を取り仕切っていました。ここは天守といわず天主といいます。日本初の”マンション”(高層住宅)NO住人は、間違いなく信長でした。
 

内容説明

47都道府県の名城にまつわる泣ける話、ためになる話、怖い話。

目次

第1章 北海道・東北編(北海道・松前城とゴローニン;青森県・弘前城と津軽為信 ほか)
第2章 関東編(茨城県・水戸城と徳川斉昭;栃木県・宇都宮城と本多正純 ほか)
第3章 中部編(新潟県・高田城と松平忠輝;富山県・富山城と佐々成政 ほか)
第4章 近畿編(三重県・伊賀上野城と藤堂高虎;三重県・松坂城と蒲生氏郷 ほか)
第5章 中国・四国編(鳥取県・鳥取城と吉川経家;島根県・松江城と堀尾吉晴 ほか)
第6章 九州・沖縄編(福岡県・福岡城と黒田長政;佐賀県・名護屋城と豊臣秀吉 ほか)

著者等紹介

松平定知[マツダイラサダトモ]
1944年東京都生まれ。元NHK理事待遇アナウンサー。現在京都造形芸術大学教授、國學院大学客員教授。徳川家康の異父弟である松平定勝が祖となる松平伊予松山藩久松松平家分家旗本の末裔でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NN100

0
戦国の名将に関する本を読むのは恥ずかしながら初めて。一城一話となっているけど、異なる城の話でも関連する話はつながっていて、歴史を学んでこなかった私にも分かりやすかった。関ヶ原の戦いでどちらについたかとか。ただ知っている人は困らないのでしょうけど名前にフリガナがないことが多くてもやもや。紹介されていた名将や本(の解説付き・・)も読んでみたい。2020/08/13

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