出版社内容情報
赤神 諒[アカガミ リョウ]
著・文・その他
内容説明
勇将、名軍師、猛将―筑前で輝いた3人の若き将たち。1560年、筑前国の要衝を守る立花家に、大友宗家からの寄騎として、15歳の三左衛門が仕えることになった。4つ年上の勇将・和泉、3つ上の名軍師・弥十郎と出会った三左衛門はすぐに和泉に弟子入りし、卓越した弥十郎の知略にも感化されて、やがて猛将に成長する。三将はともに立花家を支え、絆を深めていく。だが8年が過ぎ、家中が毛利派と大友派に分裂。三将の運命を変える政変が…。
著者等紹介
赤神諒[アカガミリョウ]
1972年京都府生まれ。同志社大学文学部卒業、東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了、上智大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。私立大学教授、法学博士、弁護士。2017年、「義と愛と」(『大友二階崩れ』に改題)で第9回日経小説大賞を受賞し作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kiyoshi Utsugi
23
タイトルからすると立花道雪、高橋鎮種、立花宗茂と思うのですが、ちょっと違ってました。 戸次鑑連が立花家の名跡を継ぐ前の話で、立花鑑光、立花鑑載が立花山城の城主であった頃の話です。 立花家を守るのは、藤木和泉、薦野弥十郎、米多比三左衛門で立花三傑と言われた20代の若者たちでした。 戦国の時代ゆえに自分が想う好きな人と結ばれることなく、政略結婚をさせられる立花二月である佳月と皐月の二人と立花三傑の恋の行方も絡めた青春物のような話でもあります。 面白かったので、ついつい最後まで読んでしまいました。2020/07/11
keith
21
立花道雪と宗茂は知っていたが、この主人公である藤木和泉、薦野弥十郎、米多比三左衛門の三人は全く知らなかった。友情と忠義の物語です。2020/07/19
宇宙猫
18
★★ 戦国時代なので生き死にで苦悩はするけど、軽い青春もの。説明が多くて内容が薄いのに、未来の場面を最初に持ってきて先が分かってしまうのはいまいちだった。2020/07/24
Book Lover Mr.Garakuta
15
【図書館】【雪崩読み】:戦国期の九州大友家の話立花氏の物語。知らない事ばかりで、勉強になった。2025/06/22
mitubatigril
7
立花家三傑と言われた武将、智・勇備えし藤木和泉 最後まで立花家に仕え、憧れの戸次鑑連に配下に付くように説得されても仕えし主家に忠節を尽くして命も差し出す。真っ直ぐは男の生涯を描いてある。 道雪に関わると思い図書館から借りたけどちょっと前の時代でいまいち入りにくい内容で読むのに苦労してしまった。 自粛明けの図書館の配本のスピードが早く読むスピードも早めないとって焦って読む気が散ってしまいがちが反省する。2020/06/28