• ポイントキャンペーン

戦後史の汚点レッド・パージ―GHQの指示という「神話」を検証する

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 315,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784272520985
  • NDC分類 210.76
  • Cコード C0021

出版社内容情報

戦後史の汚点レッド・パージ研究最新の成果

新たに発見したGHQ資料をもとに、レッド・パージ=GHQの指示というこれまでの通説が、じつは「神話」であることを実証的に明らかにする。レッド・パージ研究の最新の成果を集約した著者渾身の書。

【著者紹介】
1941年 北海道に生まれる1967年 北海道大学教育学研究科修士課程終了2007年 北海道教育大学名誉教授専攻は、教員レッド・パージを中心とした占領期教育史平田哲男編『大学自治の危機―神戸大学レッド・パージ事件の解明―』(白石書店、1993年)、天川晃・増田弘編『地域から見直す占領改革』(山川出版社、2001年)などに教員レッド・パージに関する論文収録。

内容説明

最新の研究成果を集約した著者渾身の書。

目次

第1部 戦後史の汚点 レッド・パージ(レッド・パージ(Red Purge)とは
レッド・パージが残した四つの「負の遺産」
戦後史の汚点 レッド・パージ)
第2部 治安維持法体制の解体とレッド・パージ推進体制の形成(「治安維持法」と「レッド・パージ」と吉田茂;レッド・パージ推進体制の確立(その1)―GHQのレッド・パージ政策
レッド・パージ推進体制の確立(その2))
第3部 「レッド・パージをめぐる神話」の解体―レッド・パージはGHQの指示によるのか(占領下におけるSCAPの命令・指示;レッド・パージをめぐる「一つの神話」の検証(その1)―マッカーサー書簡は報道機関および民間産業等のレッド・パージを指示したか
レッド・パージをめぐる「一つの神話」の検証(その2)
レッド・パージをめぐる「もう一つの事実」)
第4部 レッド・パージに責任を負うべきは誰なのか(レッド・パージとGHQ;レッド・パージと日本政府・企業経営者;裁判所、労働委員会は法的救済機関としての役割を果たしたか;労働組合の対応―沈黙と加担)
第5部 今なぜレッド・パージを問うのか―むすびにかえて(「過去の克服」の歴史的意義;レッド・パージ犠牲者の名誉回復の必要性と意義;レッド・パージを問うことの今日的意味)

著者等紹介

明神勲[ミョウジンイサオ]
1941年北海道に生まれる。1967年北海道大学教育学研究科修士課程修了。2007年北海道教育大学名誉教授。専攻は、教員レッド・パージを中心とした占領期教育史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coolflat

8
レッドパージとは、占領後期の1949年7月から51年9月にかけ、GHQの奨励・示唆の下に、日本政府、企業が共産主義者及び同調者とみなした者を民間企業や官公庁等から一斉に追放した反共攻勢であり、思想・良心の自由を蹂躙した戦後最大の思想弾圧事件である。「レッドパージ=GHQの指示」と一般には認識されているが、実はそうでない事がこの本によって示されている。日本政府の目的は米国(GHQ)の威を借りて労働組合や抵抗運動を無力化する事であり、そのような説は日本政府にとって責任回避の便利な免罪符であったという事である。2014/02/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7022650
  • ご注意事項