山内マリコの美術館は一人で行く派展 ART COLUMN EXHIBITION 2013‐2019

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山内マリコの美術館は一人で行く派展 ART COLUMN EXHIBITION 2013‐2019

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  • サイズ B6判/ページ数 268p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065190913
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0071

出版社内容情報

アート界とは無縁の作家が行った、7年分の美術展の記録!

新時代、新感覚の、やさしいアート入門書。


 ありふれた地方都市に生きる女の子を描いた小説『ここは退屈迎えに来て』で、鮮烈なデビューを飾った山内マリコ。瑞々しくリアルな筆致で心の機微を捉える彼女の小説は、同世代を中心に圧倒的な共感を呼ぶ一方、エッセイでは抜群のユーモアセンスを発揮。コラムやレビューの依頼が絶えない作家です。
 大阪芸術大学を卒業し、美術館めぐりが趣味だった彼女は、2013年に雑誌『TV Bros.』で、美術展をテーマにした連載をスタートします。主に一人で、自腹で美術館の企画展に行き、作品の紹介はもちろん、芸術家の背景にも思いを巡らせながら、感じたことをそのまま書く。彼女のユーモラスな文体は、ときに小難しいと思われがちなアートの魅力を、身近な存在として伝えてくれます。
 本書は『TV Bros.』誌で2013年から2018年にかけて連載された原稿に、プライベートで訪れた2019年の新作を加えた、美術展探訪エッセイです。サブタイトル「ART COLUMN EXHIBITION」のとおり、コラムの展覧会がコンセプト。厳選したコラム101点を作品に見立て、美術館に展示するように並べました。
 さらに、亡き愛猫チチモをモチーフに、近年自ら制作している、愛と弔いのアート作品も一挙掲載!
 作家・山内マリコが7年間にわたって書きつづけた、忖度なしの美術鑑賞コラム、ぜひご一読ください。


”ーーこの展覧会によって、はっきりと悟ったのです。18歳のわたしにかけられていた「バルテュスって素敵!」という魔法が、完全に解けていたことを。”
(本文<バルテュス展>より)

内容説明

本書は『TV Bros.』誌で2013年から2018年にかけて連載された原稿に、プライベートで訪れた2019年の新作を加えた、美術展探訪エッセイです。サブタイトル「ART COLUMN EXHIBITION」のとおり、アート・コラムの展覧会がコンセプト。本のカバーをチラシに、厳選したコラム101点を作品に見立て、美術館に展示するように並べました。さらに、亡き愛猫チチモをモチーフに、近年自ら制作している、愛と弔いのアート作品も一挙掲載!作家・山内マリコが7年間にわたって書き続けた美術鑑賞記、ぜひご一読ください。

目次

セレブ画家
ニューヨーク悲喜こもごも
金がうだるほどある
ハイライフ
文化が爛熟するとき
時代を絵に閉じ込める
時代をハコモノに閉じ込める
サブカルチャー
裏日本・とやま・地元
女が生きて、結婚するということ
フェミニストの先輩
現代アートを面白がる
ザ・平成
キュレーターになりたい!
忠雄と隆と実花
インスタ映えという革命
アイ・ラブ・雛
剥製愛
どうぶつかわいい
創作のよろこびと悲しみと

著者等紹介

山内マリコ[ヤマウチマリコ]
1980年生まれ、富山県出身。小学校時代、近所のお絵かき教室に通う。絵より映画が好きになり、大阪芸術大学映像学科を卒業。いろいろあって2012年、小説『ここは退屈迎えに来て』(幻冬舎)で作家デビュー。同作が映画化された際、プールに突き落とされる先生役でエキストラ出演を果たす。アート好きが高じて本の装丁に口うるさいため、デザイナーからは嫌われている。役職は、高志の国文学館(富山県)の新企画アドバイザー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

buchipanda3

103
作家の山内さんによる美術館巡りエッセイ。タイトルからして思わずニヤリとなるけど、中身も痛快で楽しく読めた。著者の好みがダダ洩れしてる感じがいい。好きなものはとにかく好き、そうでないのはそれなりにとバイアス無しの感想。冒頭に、自分の感じた「なにか」を表現するのを大切にしたとあるが納得。何にせよ感性に正解は無い。分類も独特で「セレブ画家」「女が生きて、結婚~」とか。中には「アイラブ雛」「剥製愛」という趣味まっしぐら。バルテュスやパスキン、岡崎京子の感想が印象に残った。あと動物もの彫刻っていいなあ。2020/03/07

はるを

84
🌟🌟🌟☆☆。(🌟×2.5)俺は最初この方の事を「雰囲気作家」だと決めつけていたが、作品に触れてみると、なるほど何か命名しがたいモノを持った作家であるように感じ、この本も購入した。「美術館に行ってその感想を書いたエッセイ」というコンセプトは面白いと思う。「ごあいさつ」や「セレブ画家」も面白かった。が、その後読んでいくうちに意外とこの方は優等生でキチンと感想を書いていて逆にそれが俺にはつまらなく感じた。次回はもっと俗っぽくて偏見や色眼鏡でまみれたフェミニンな内容のエッセイが読みたい。2020/08/05

アキ

82
7年間にわたる雑誌に連載された美術館訪問記をまとめたもの。多くは東京の美術展で、かなり個人的で、ユニークで、好き勝手な感想。(あくまで個人の感想です)って最後に注釈が出そうな感じ。地方出身で大阪芸大卒の30代後半のサブカルチャー好きな東京在住女子という、自分の立ち位置から視た文章の突き抜けた感じに時代を感じる。銀座メゾンエルメスフォーラム・資生堂ギャラリー・LIXILギャラリーなどの小規模のセンスの光る美術展に興味が湧く。しかしこの本を読んで、美術館に行くという日常が今では遠い昔のように感じられる。2020/04/24

Ikutan

61
「みんな、絵の前でなに考えてるの?」ということで、サブカルチャー雑誌に連載された美術館探訪コラムをまとめたこの一冊は、媚びない山内さんのぶっちゃけトークが楽しい。忖度なしに感じたことがそのままに。ユーモア交えたテンポのいい文章で、敷居の高かった美術展や小難しいアートの魅力が身近に感じられます。第11章の『女が生きて、結婚するということ』では、同じ女性として頷くこと多かったなぁ。123回に渡る内容はボリューム満点。一つ一つ作品をググりながら時間をかけて楽しんだ。亡き愛猫チチモに捧ぐ自作アートもキュート(笑)2020/04/10

とよぽん

57
タイトルに面白味を感じて。作家さんと美術展が直線的に結び付かなかったけれど、あぁ、この方は芸術大学を出ているのだったと思って、少し結び付いた。それにしても、たくさんの美術展を7年間のうちに踏破したものだ。感想や妄想が率直で笑えるところも多々あった。チチモへの愛と弔いアート作品、実物を見てみたい。2020/06/02

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