講談社学術文庫<br> “英国紳士”の生態学―ことばから暮らしまで

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講談社学術文庫
“英国紳士”の生態学―ことばから暮らしまで

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  • サイズ 文庫判/ページ数 232p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065183595
  • NDC分類 361.84
  • Cコード C0136

出版社内容情報



新井 潤美[アライ メグミ]
著・文・その他

内容説明

自転車を「bike」と言うか、「cycle」と言うか。「階級にとりつかれた国」イギリスでは、言葉遣いをはじめあらゆるものに階級があらわれる。そのなかで嘲笑を浴びつつも「紳士」たらんと精一杯背伸びしてきたのが、本書の主人公「ロウアー・ミドル・クラス」の人々だ。一〇〇年以上の悪戦苦闘を豊かなエピソードで綴る、ほろ苦くもおかしい階級文化論!

目次

第1章 二つのミドル・クラス
第2章 ヴィクトリア朝―せせこましい道徳の時代
第3章 「リスペクタビリティ」という烙印
第4章 「郊外」のマイホーム
第5章 ロウアー・ミドル・クラス内の近親憎悪
第6章 貴族への憧れ、労働者への共感
第7章 階級を超えるメアリー・ポピンズ
第8章 クール・ブリタニア―「階級のない社会」?

著者等紹介

新井潤美[アライメグミ]
1961年生まれ。東京大学大学院比較文学比較文化専攻博士号取得(学術博士)。東京大学大学院教授。専門は英文学・比較文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

南北

63
やはりイギリスは階級社会だと再認識しました。一口にミドル・クラスと言っても、ロウワー・ミドル・クラスは労働者階級との差別化をしようとするため、特有の言葉を使ったり、特有の行動をしたりすることもあって、アッパー・ミドル・クラスからは揶揄される存在となっています。中には必ずしもロウワー・ミドル・クラスしか行わない慣習や行動とは限らないものもありますが、ロウワー・ミドル・クラスが行うとからかわれてしまうというやっかいな点もあります。英文学を読むときは参考になる指摘だと思いました。2020/06/16

TATA

31
大学で英国文学のゼミに所属するときっとこんなことを勉強するんだろうなと想像するだけで楽しい。労働者階級と上流階級だけじゃなくてそれらに挟まれたミドルクラスにもいろいろあってという悲哀の数々。英国に来て3年になるけれどよく理解できないステータスのギャップを感じる事もチラホラと。思えばこっちに来たばかりの頃、全く違う発音体系、聞いたことのない単語のオンパレードで殆ど理解できないことも何度もありました。かろうじて「チェルシー」だけ聞き取れてサッカーの話なんだと。そんな英国に関するアレコレ。2020/12/30

おはぎ

15
タイトルは新書版の方が的確というかいわゆる「英国紳士」ではないロウアー・ミドル・クラスについて描きだしたもの。上流階層の嗜みだった文化などが、それに憧れた少し下の階級とみなされた人に普及した途端俗なものとみなされるなどは日本でもよくある心理かもしれない。今は移民などが新たにこのような階層の担い手となりつつあると感じ、英国にはまだまだ「階級」は健在だろうと思う。2024/06/18

bapaksejahtera

14
著者が本書の20年後に書いた「英語の階級」を読んだ後だったので後先が違った。前書は著者の実体験を基にユーモアを交え言語の階層性を述べた物。本書は著者の専門性を基に英文学から実例を引きつつ、これを一般向けに書いている。薄い本乍ら中々読みでがある。今更乍ら推理小説読みの参考にもなる。英国が軍事的経済的に発展するに連れ、教育を受けた労働者層が階層上昇を果たしていく。摂政時代からビクトリア時代にかけての社会の変遷が理解できる。新興社会層に生ずる自らの行き場を探す葛藤の様が、馴染みの作家や作品を例に説明される。良書2023/03/15

スプリント

13
英国紳士の言葉のイメージと実態について多角的に取り上げられており面白かったです。2020/04/16

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