なぜか笑顔になれる認知症介護

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  • サイズ B40判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065183243
  • NDC分類 369.26
  • Cコード C0047

出版社内容情報

■これだけで本人も家族もラクになる!■

超高齢化社会が進行する現在、もはや認知症は特別な人に起こる特別な出来事ではなく、誰にでも起こりうる身近な病気となっています。
認知症500万人時代はもう目前に迫っており、2025年には高齢者の5人に1人が認知症になるという予測もあります。
本書では、家族が認知症になった場面を念頭に、認知症介護でおきがちな失敗や勘違いを、実際の当事者たちの取材を通してリアルに紹介。知らないがゆえに失敗した例、後悔してしまった体験を紹介しながら、手遅れにならないための認知症への備え方、介護の対処の仕方を紹介します。


■「はじめに」より■

「認知症になったら介護が大変だ」というのはよく聞く話である。実際、家族の心労はとても大きく、それだけ苦労が多いのは事実だろう。だが、もしかすると、私たちは認知症のことをよく知らずに介護して、余計な苦労を背負っているのかもしれない。

(中略)

 介護を楽にしたいなら、まず認知症とはどういうものかを知ることではないだろうか。これまで認知症についてあまり考えたことがないなら、いまある認知症についてのイメージや先入観をまず白紙にすることだろう。認知症を知るという事は、家族の介護を楽にするだけではない。万が一、学んだ本人が認知症になったとしても、その後の生き方に大きく役立ってくれるはずである。

(中略)

 本書では、これだけは知っておきたいと思われるものを、多くの人の協力を
得てまとめてみた。介護を考えている方の一助になればと思う。

内容説明

これだけで本人も家族もラクになる!「認知症=絶望」ではない。認知症との正しい付き合い方、心構え。

目次

第1章 認知症を恐ろしい病気にするかどうかは、あなた次第(認知症になった!人生はもう「おしまい」なのか?誤解だらけの「認知症」。偏見や思い込みが家族や本人を不幸にする;できることまで奪わないで!本人の「生きがい」が家族の介護を楽にする ほか)
第2章 認知症への心構え、できていますか?(認知症になるのは高齢者ばかりではない 40歳代は認知症を考えるターニングポイント;加入者急増中!認知症保険はお得なのか? ほか)
第3章 もしも家族が「認知症」になったら(認知症と診断されたら?知っておきたいサポート制度;意外!障害は「本人に聞く」がいちばん 認知症の症状は十人十色 ほか)
第4章 成年後見制度、介護施設etc 知らなければ地獄を見る落とし穴(理不尽なことだらけ!成年後見制度で「地獄」を見た;制度の要は「人」にあり 成年後見制度が役立つのは認知症の独り身だけ ほか)

著者等紹介

奥野修司[オクノシュウジ]
大阪府生まれ。ノンフィクション作家。立命館大学卒業。1978年から南米で日系移民を調査する。帰国後、フリージャーナリストとして活躍。1998年、「28年前の『酒鬼薔薇』は今」で、「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」を受賞。『ナツコ 沖縄密貿易の女王』で、2005年に講談社ノンフイクション賞を、2006年に大宅壮一ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaz

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著者はノンフィクション作家であって、介護や老年学の専門家ではないが、諸々の取材事例を基に巷間言われていることを批判的な視点からとらえている。笑顔になれるケースばかりではないと思うが、認知症と言っても多様であり、一括りにはできないというのは、まさにそのとおりだろう。十分な障害年金をもらうには、会社に籍があるうちに申請する必要がある、自立を支えるツール、認知症保険の損得、早いうちからのエンディングノートの活用、リフォームで注意すべきこと、認知症の早期発見のポイント等は十分に参考になる。2020/07/22

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