講談社の創作絵本<br> 講談えほん 西行―鼓ヶ滝

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講談社の創作絵本
講談えほん 西行―鼓ヶ滝

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  • サイズ A4判/ページ数 36p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784065179680
  • NDC分類 E
  • Cコード C8776

出版社内容情報

人気沸騰中、「チケットの取れない講談師」神田松之丞さんを監修に迎えた
「講談えほん」シリーズ! 


「講談」とは、古くからの日本の伝統芸能です。講談師が、実在の人物や史実とされている事象を、脚色を交えて聴く人を楽しませつつ、一人語りで読んでいきます。日本の歴史の物語を次世代につなぐために、とても大事で、いま注目されている芸能です。このたび、次世代に伝えたい講談のお話を、絵本にして子どもたちに残すために、「講談えほん」シリーズをつくりました。
飛ぶ鳥を落とす勢いの講談師・神田松之丞氏を監修者に迎え、話題を呼ぶこと請け合いのシリーズが誕生です!

講談社の「講談えほん」シリーズ、西行「鼓ヶ滝」!人気講談師の神田松之丞さん監修による講談社110周年企画。若かりし西行の歌行脚にまつわる講談を、子どもたちから絶大な支持を集める児童文学作家の石崎洋司氏が文章を、当代きってのアニメーション作家にして絵本作家の山村浩二氏が作画を担当した声に出して読みたい絵本です。

内容説明

西行は、平安時代のおわりのころの歌人です。歌人というのは、和歌をよむ人のことです。西行はもとは武士でしたが、出家して仏の道に入り、日本のあちこちを旅していました。そんな旅のとちゅう、まだ若かった西行がであったのは、あばら屋にすむおじいさんとおばあさんと女の子でした。そこでおこったふしぎなこととは…。

著者等紹介

神田松之丞[カンダマツノジョウ]
日本講談協会、落語芸術協会所属。2007年11月、講談師・三代目神田松鯉に入門。2012年6月、二ツ目昇進。若くして、寛永宮本武蔵伝、慶安太平記、村井長庵、天保水滸伝、天明白浪伝、畔倉重四郎などの「連続物」や、「端物」と言われる数々の読み物を継承している。2020年2月11日、真打ち昇進と同時に六代目神田伯山を襲名

石崎洋司[イシザキヒロシ]
1958年、東京都生まれ。高校生のころから民話に興味を持ち、各地の採訪調査に参加。慶應義塾大学卒業後、出版社勤務を経て、作家・翻訳家としてデビュー。主な作品に『世界の果ての魔女学校』(講談社 第50回野間児童文芸賞、第37回日本児童文芸家協会賞受賞)などがある

山村浩二[ヤマムラコウジ]
1964年生まれ。東京造形大学卒業。短編アニメーションを多彩な技法で制作。『頭山』がアニメーションの映画祭で6つのグランプリ、アカデミー賞短編アニメーション部門にノミネート、『カフカ 田舎医者』が7つのグランプリなど、国内外90以上の映画賞を受賞。絵本作品に『ちいさなおおきなき』(作・夢枕獏/小学館 第65回小学館児童出版文化賞受賞)など多数。東京藝術大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

97
有馬温泉の近く鼓ヶ滝で西行法師が歌を詠みました。「伝え聞く鼓ヶ滝に来てみれば沢辺に咲きしたんぽぽの花」近くのあばら家に宿を頼み、歌を披露すると、おじいさんが「音に聞く」の方が調べが高うございますなと口を出した。確かにその通りだな。腰の曲がったばあさんが、われらは「うち見る」と申します、と鼓に掛けて調べが高い。ううむ、その通りだ。孫むすめが下の句を、川辺にしたら鼓の革と同じ音になるよ。「音に聞く鼓ヶ滝をうち見れば川辺に咲きしたんぽぽの花」お見事。一瞬の風と共に三人ともいなくなる。ああ「和歌三神」だったのか。2022/02/22

☆よいこ

65
絵本。兵庫県の有馬温泉の近くに「鼓ヶ滝」という名所があった。西行が鼓ヶ滝を訪れ、渾身の和歌を詠む。自作の和歌によいしれて悦に入っていたが、山の中で出会ったじじとばばと孫娘に手直しをされる。それがいちいち的を得ていて西行は頭を垂れるばかりだった。▽講談は、主に歴史上のできごとや、人物などを題材にした話芸。日本の歴史物語を次世代につなぐために、とても大事でいま注目されている芸能だそうだ。▽講談師が監修をしているので、気持ちよく読み聞かせ(音読)できる。面白い。ただ、和歌の面白さを理解できるのは高学年~中学生か2020/03/02

モリー

62
桜の散る様子を見るたびに、西行さんの詠んだ歌が思い出されます。「願わくは花のもとにて春死なんそのきさらぎの望月のころ」この歌は、誰もが一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。さて、そんな有名歌人西行さんとも知らずに(?)西行さんが旅の途中で詠んだ歌を「なおしてしんぜます」という御仁が現れます。日本の実在の人物や史実を、脚色を交えて聴く人を楽しませる《講談》という芸能があることを恥ずかしながら、最近まで知りませんでした。この芸能を次世代に伝えたいという思いで企画された絵本だそうです。2020/03/15

真理そら

59
山村浩二さんの描く西行さんはかわいいw私の想像の西行さんはもう少しコワモテなのでちょっと違うかも。自作の歌の出来栄えに満悦してたのに次々手直しされて「そっちのほうがいい」「そっちのほうがいい」「出たな孫むすめぇ!」と素直に認めるところが西行ファンとしては嬉しい。これは講談だけれど落語でも聞きたいなあ(はやくコロナ禍が終わりますように)2021/03/08

よこたん

50
「伝え聞く鼓ヶ滝に来てみれば沢辺に咲きしたんぽぽの花」から「音に聞く鼓ヶ滝をうち見れば川辺に咲きしたんぽぽの花」へ。自画自賛の極みの西行のうぬぼれを戒めたのは…。それにしても、ことごとく歌直されすぎだし。『西行』の背表紙に惹かれて本を引っ張り出したら、うわ〜この顔!、私の(勝手に作り上げたイメージの)西行さまがー(笑) 講談仕立ての絵本は初めて読んだので、少し戸惑う。落語よりもシャープな語りの印象で、テンポよく机を叩く合いの手の音が聞こえてくるようで、時折ドキリとした。しかしこの顔…もう少しなんとか…。 2020/01/12

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