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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JACK
21
☆ 1985年の東ドイツを舞台にしたサスペンス。社会主義に支配されたこの国では、平等の名の元に国民は抑圧され、政治は腐敗していた。政府は国の体制を維持するため、圧倒的な力を用意していた。肉体を改造した超人を集めた部隊MSG。自由のないこの国で、MSGに所属する女性兵士アナベルと、反体制組織「フライハイト」のリーダー、通称「フレンダー」はお互いそれと知らずに惹かれ合うのだった…。静と動の落差が激しいアナベルの戦闘シーンの描写が素晴らしい。圧倒されてしまいました。2020/06/03
フロム
15
絵心がある絵とは思えないけど、「コレを伝えたい!!」と言う強力な意思を感じるセリフと構図である。生真面目な性格がよく現れており漫画全体が非常に懇切丁寧で分かりやすい。 相当練り込まれて漫画が作られてるので実力はブラフじゃない。後、タイトルが強くて凄くイイ。ホント、イイ題名だと思う。2020/05/21
rosetta
14
1985年の東ドイツを舞台に超人的に肉体改造された軍人と反政府組織の戦いを描く。時代物とSFのいいとこ取りか2021/04/28
角
9
冷戦末期の東ドイツが舞台。軍人の女性(肉体改造されている)と反体制組織のリーダーが惹かれ合うところから始まるので、「いきなり設定をバラすんだな」と思ったのが間違い.怒濤のような展開に翻弄される。また素晴らしいのがキャラクターで、脇役もみんな個性的で良い味を出している。そのおかげで、この時代の東ドイツという舞台装置の空気が感じられ、肉体改造というSFチックな設定も飲み込める。これは続けて読むこと決定。2020/09/12
月をみるもの
9
トラバントに乗って、ライプチヒのソ連領事館前に 8月革命支援デモに行ったことを思い出した。。。2020/01/18