出版社内容情報
オリンピックに採用された競技の中から、日本の武道である「空手」をピックアップ。
空手に打ち込む人々に出会うことで、自分も強くなりたいと思う主人公。躍動感あふれる物語と迫力のあるイラストで、空手の魅力が伝わる一冊です。
(あらすじ)
どうしよう、言わなくちゃいけないことはわかっている。
(毎日ゲームなんかやらないよ。それにみんなのおやつを買っていくなんていやだ。この前、かって言ったおやつだって、ぼくのおこづかいで買ったんだから。ぼくは、ぜったいにいやだ。そんなのおかしい。そんなの、友だちじゃない!)
でも、ぼくは、言えないでいた。
――本文より
言いたいことをなかなか言い出せない優太郎。そんな時、優太郎が言えないでいたことをはっきりと言ったのは、クラスでいちばんおとなしい友里ちゃんだった。友里ちゃんが最近空手をはじめたらしいと聞いた優太郎は、同じく空手をしている夏美姉ちゃんに連れられて、空手道場を見学することに。彼がそこで出会ったのは強くてかっこいい大人たちだった。
自分の弱い心に勝つことができるのは、自分だけ。
優太郎は空手をはじめることを決心する。
●オリンピックの種目をテーマにした童話シリーズ「スポーツのおはなし」。
2020年の東京オリンピックに向けて、新しくとりあげられた種目も含め、10人の豪華執筆陣がスポーツをテーマに描き下ろした、小学中級向けの創作童話です。
●シリーズ「オリンピックのおはなし」の特色
・各児童文学賞受賞作家やベストセラー作家など、現代を代表する一流童話作家の書き下ろし。
・「物語の楽しさ」を第一に書かれた作品は、どの一冊をとっても、すぐれた童話作品として楽しむことができます。
また、シリーズを通して読むことで、さまざまなスポーツの特色や魅力に触れることができ、スポーツへの興味が深まります。
・ほぼすべての見開きに、実力ある画家によるイラストが入っていて、低学年から、ひとりで読めます。
・巻末に収録したコラムページで、スポーツへの理解が深まります。
・A5判、80ページ(一部カラー)。朝読書にもぴったりのボリュームです。
●シリーズ「スポーツのおはなし」のラインアップ
卓球(吉野万理子)
体操(小林深雪)
リレー(小手鞠るい)
空手(くすのきしげのり)
サーフィン(工藤純子)
野球(あさのあつこ)
バトミントン(落合由佳)
テニス(福田隆浩)
柔道(須藤靖貴)
スポーツクライミング(樫崎茜)
内容説明
物語を味わいながら空手の魅力にふれることができ、楽しみ方が広がります。上質なイラストもたっぷり。巻末の「まめちしき」で、理解がさらに深まります。小学中級から。
著者等紹介
くすのきしげのり[クスノキシゲノリ]
1961年、徳島県生まれ。児童文学作家。絵本『おこだでませんように』『メガネをかけたら』(ともに小学館)が青少年読書感想文全国コンクール課題図書となる
下平けーすけ[シモヒラケースケ]
1975年、茨城県生まれ。講談社フェーマススクールズ出身。児童書を中心に、イラストレーターとして活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ぼりちゃん(旧 aiaimo`olelo)
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