出版社内容情報
小沢 章友[オザワ アキトモ]
著・文・その他
kaworu[カヲル]
著・文・その他
内容説明
室町幕府の後期、15代将軍・足利義昭を奉じながらも、「本能寺の変」で、天下人・織田信長を討った明智光秀。激動の戦国時代、いちどは城を焼かれても再起し、何人もの主君につかえながら、ついに時の人である信長の家臣に。すぐれた戦闘能力と、文化人としての側面をあわせもつ光秀は、出世の階段をかけあがってゆくが…。謎の多い最後の戦国武将、波乱の生涯!小学中級から。
著者等紹介
小沢章友[オザワアキトモ]
1949年、佐賀県生まれ。早稲田大学政経学部卒業。『遊民爺さん』(小学館文庫)で開高健賞奨励賞受賞
kaworu[KAWORU]
イラストレーター。トレーディングカードゲームのイラストや児童書・ライトノベルのさし絵、CDジャケットイラストなどで活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぺんぎん
4
明智光秀は、真・善・美を愛し、情が深く緻密な頭脳の持ち主で、まさに「ぐう聖」と言える人物だったにも関わらず、最後は人望に恵まれなかった。戦国時代では、真・善・美を追求するより、卑怯な手を使って他人を利用し、時には平気で裏切ることの出来る、損得勘定に長けた人間が生き残るのだ。いや、戦国時代に限らず現代でもそうか。あまり清らかすぎる人は却って人に好かれず、成功も得られないものなんだな。そんな世知辛い世の中だからこそ、人の器、つまりその者に備わる人間としての大きさを知ることが大事だと思った。2024/03/24
HNYYS
3
図書館本。明智に関してはあまり詳しくなかったので、楽しませていただきました。「大きな器ではなく美しい器を目指す」姿に、考えさせられる部分がありました。自分は器にさえなりきれていません。2020/02/14
はる
0
なかなか楽しめました。光秀は未知な所が多いですね2020/02/08
いちごかき氷
0
伝記になぞらえた物語というかんじで、お話としては、それなりにおもしろく読めます。 明智光秀には詳しくないけど、出生地を明智長山城としているのは、諸説あるので相応しくないと思います。 児童書。2020/01/18