出版社内容情報
買い物は店へのエールである。今はもう失われてしまった店の記憶や、変わらぬ老舗の味。スタイルのある洋服やアクセサリー、そして古びないプロダクトデザイン。今日もまた、いろいろなものを縦横無尽に買い物する2人の、もの選びのセンスとは? ものを選ぶことが仕事でもある編集者岡本仁+ファッションディレクター岡本敬子の大人気買い物エッセイ、新装版が登場!(解説・平野紗季子)
内容説明
買い物は店へのエールである。今はもうない店の記憶と、変わらない定番品。物は消えても物語は残る。若い人が買い物しなくなる時代が来るなんて想像もしなかった頃。
目次
小津安二郎の湯飲み
シグ・ゼーンのシャツ
タイのメモ帳
FBCDのメッシュキャップ
パタゴニアのグラニュラージャケット
レインボー・フォールズの蜂蜜
ジラードのフリース毛布
さかいのハンバーグ
リッサのミネラルウォーター
KAWSのショッピングバッグ〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はるき
15
男性目線の買い物本。日記風なので肩が凝らないし、間に挟まるカミさんのコラムも面白い。2023/01/05
ふみ
3
物紹介というより、日記かな。東京や他の街が描かれるので、とても好みだった2022/11/19
ひるお
0
編集者の岡本仁、服飾ディレクターの岡本敬子夫妻による、買い物についてのエッセイ集。買い物について、と書いたが、単に物を買うというより、ある店・ある場所での時間や体験、音楽や光景、においや記憶に価値を見いだし、対価を支払うといった方が正確だ。「ふつう思想といわれているものが趣味で、趣味がじつは思想だ」。本書の最終項で引用されている、小野二郎の言葉。私たちが何の気無しに反復していることこそが実は根元的な欲望であり“症状”である。自分を貫く価値観とは何か? 旅などしなくても、自分探しは自室で始められそうだ。2025/10/05
etsu
0
夫婦ともに異なっているのが面白い。2023/11/29
takataka
0
★★★★☆ 買ったものを「いいだろうこれ」って自慢したくなる気持ち。こんな気持ちで買われたものはずっと大事にされるよね。2022/02/20




