出版社内容情報
自決9ヶ月前。最後の長編小説『豊饒の海』第三巻「暁の寺」脱稿日に語られ、 今まで公開されることのなかった貴重なインタビュー音源が発見された。
くつろいだ様子でてらいなく自身の文学観、芸術観、戦後観を語るその口調に、従来のイメージをくつがえすような「素顔の三島」が表れている貴重なインタビュー。 「群像」2017年3月号に部分掲載されて各メディアで大反響を呼んだ第一級の資料を全文公開した単行本を文庫化。
「これをわかってくれれば、僕のやりたいことは全部わかる」と三島がインタビュー中で語った評論「太陽と鉄」を併録。
内容説明
自決九ヵ月前。最後の長編小説「豊饒の海」第三巻『暁の寺』脱稿日に語られ、公開されることのなかった貴重なインタビュー音源が発見された。文学観、芸術観、戦後観を語るその口調に、従来のイメージをくつがえすような素顔の三島が表れている貴重なインタビュー。大反響を呼んだ第一級の資料を全文公開!
目次
三島由紀夫未公開インタビュー
太陽と鉄
著者等紹介
三島由紀夫[ミシマユキオ]
1925・1・14~1970・11・25。小説家、劇作家。東京生まれ。学習院時代からその文才が注目され、’44年、東京大学入学と同時に『花ざかりの森』を刊行した。’47年、東大卒業後、大蔵省に勤務するが、翌年辞職。’49年、『仮面の告白』で不動の地位を確立することとなる。『金閣寺』『鏡子の家』『近代能楽集』他、絢爛たる美意識で構築された作品を次々と発表。海外での評価も高く、ノーベル文学賞受賞が期待された。’68年、楯の会結成。「豊饒の海」の最終回を書き上げ、市ヶ谷陸上自衛隊東部方面総監室にたてこもり、割腹自殺を果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さきん
Isamash
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橘
ホースケ